訪問客 | 霧島つれづれ

霧島つれづれ

鹿児島県霧島市の山奥で田舎暮らし。日々の暮らしや景色をつぶやきます。

    今年のヤマガラは警戒心が強くて中々なつきませんでしたが、やっとここまで慣
れてきました。

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  ガラス戸を通してのお付き合いです。
  体全身が見えると近づいてこないので、窓から手を出して餌をやってます。

  寒い朝は腕を出していると、冷たくて冷たくて!
  腕を部屋の中から出したり入れたりしております(笑)


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  「霧島」紹介の本を見ていたら、まだ知らないところが沢山あることに気づき
 行ってみました。   

 霧島市中津川にある「伊邪那岐神社」
 参道横に2体の仁王像があります。

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  象の背中に「寛文8年 1668年」の文字が彫られています。

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  鹿児島の仏像はあの悪名高き廃仏毀釈運動により、後世に残す歴史資産を
木っ端みじんに壊したことにより、まともな歴史遺産がありません。
 ここの仁王像は、そんな被害から難を逃れたと見え痛みが少ないです。
  
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 この神社の近くで生まれ子供時代を送った 天覧相撲で負けたことのなかった
和製ヘラクレス大関霧島の力石が奉納されていました。 

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かつては人家も多くにぎわったであろうこの地も、日本の田舎の例にもれず
若者は都会へ街へと流れ、残っている者は年寄りだけ。

神社も正月に少し賑わうだけ。後は人も来ず手入れも行き届かない。神社に
残っていた祭りも途絶えてしまっているようです。

偶々近くにいた私より少し年配の方と話をしました。
「店が無くなり、病院通いもままならず少ない年金だけではタクシーも思うように

使えず、運転も覚束なくなったけど車は手放せない。」
人が住んでいるのか分からないような家が彼方此方に散在していました。

田舎の文化財巡りは、哀愁が漂います。