「高次脳機能障害者」であることを、夫になる彼(虎ちゃん=阪神タイガースファンなので
)初めて告げられて、早くも数か月。
健常者だったころの彼から今の状態を受け入れるのに、何をどう理解したらいいのか、深呼吸をなんども繰り返しながら頭の整理をした。
言葉の意味をネットで検索し、自分なりに情報を集めた。
症状は千差万別で、比較のしようもないし、対応もその家庭環境や社会的背景によって異なることがわかった。
同時にこの障害のことで「見えない障害」と言われ、周りに理解されず、苦しんでいる方々もいるのではないか。
いろんな方の症例や事例を参考にしながら、自分たちなりの理解をしつつ、この障害に向き合っていくことにする。
今、二人の生活において一番の課題はコミュニケーション。
コミュニケーションがとれないと、生活そのものにかなり影響がでてくる。
病症なのか、性格なのか、おそらくその両方が相まっているのだと理解するが、いちど機嫌が悪くなると怒りっぽくなり、必要以上の言葉で攻撃してくることがある。
言われた側は、追い込まれて返す言葉もみつからず途方に暮れる。
それ以上に悔しいのは、こちらが反論するだけ、てんかん痙攣を引き起こす可能性が高くなるとわかっているので、話も途中で終わってしまい、言われっぱなしで消化不良。。。
でも、健常者の私の何倍もがんばっている虎ちゃんの方が、どれだけ大変な思いをしてきたのか、今もしているのかを冷静な頭で考えると、自分のちっぽけさにまた反省する日々。
「この人を一生支えていこう!」と決めた初心に立ち返る。
「高次脳機能障害になっても、虎ちゃんの本質は変わらないのだから。」と、あの日告げたことを忘れない。