放課後
可可「二人とも、台風が去ったので狙ってみたい魚がいます!これから釣りとかどうですか?」
かのん「ごめんねクゥクゥちゃん、これからちぃちゃんと用事あるからまた今度ね」
千砂都「さっきすみれちゃん帰ってるの見かけたから誘ってみれば?」
可可「グソクムシですか・・・」
・・・・・・・・・
可可「すみれちょっと付き合えデス!」
すみれ「いきなりね、まあ暇してたしいいけど」
・・・・・・・
小名木川
すみれ「・・・・付いて来いってゆうから来たけどここが目的地なの、どこよここ?」
可可「見ての通り川ですよ!あなただけまだ釣りしてないから強制連行デス!」
すみれ「はぁ?釣り?なんで私が釣りなんかしなくちゃいけないの、やったことないわよ?」
可可「つべこべ言わずに用意しやがれデス、今回のエサはミミズを使います!仕掛けはウキとガン玉と針のシンプル仕掛け!狙ってる魚がいますので頑張りましょう!」
すみれ「コラ!勝手に進行すんな💢」
可可「それとも釣れる自信無いですか(笑)持ってる人は結果を出せると聞きますが?」
すみれ「そこまで言うんならやってやろうじゃない!?ショービジネスの世界で生きてきた私の芸能人パワーででかい魚を釣ってやるわ!!」
・・・・・・・・プルプル!
すみれ「・・・・・・・・・・」
可可「クゥクゥこのサイズ真似できません、やはり持ってますねぇ(笑)」
すみれ「今のはノーカン!?違うったら違うのよ!?」
・・・・・・・ツンツン!
可可「前にも釣ったちっちゃいお魚が釣れました、この子はかわいいですね♪」
すみれ「誰が真似できないって?あんたも似たようなもんじゃないのよ!?次こそは・・・!」
・・・・・・ツンツン!
すみれ「ギャラクシー・・・これが現在の私の実力💧」
可可「さて、ちっちゃなお魚さんたちと遊びましたしそろそろ針を変えて投げますよ、ミミズも切らないで一匹付けマス」
すみれ「いや!?針とミミズの大きさ違うんかい!?」
可可「川の真ん中付近に投げたらアタりを待ちましょう、釣れるかな?」
すみれ「何を狙ってんのかわかんないけどさっきより大きい魚釣れてくれ!」
・・・・・・・・ググッ!
可可「ん?ウキが沈みましたね、ちょっと重みを感じます!」
可可「ちっちゃいお魚たちの親玉みたいな魚が釣れました、迫力が違います!」
すみれ「この魚狙ってたの?」
可可「違うけど嬉しいデス!」
・・・・・グググッ!
すみれ「こっちもウキが沈んだわ!逃げないでよね!」
すみれ「あら?別の種類の魚?」
可可「この魚ですよすみれ!けど黄色い模様はクロダイに無かったような?」
すみれ「スマホで調べたらキビレって魚らしいわよ、鯛の仲間なんだ!川で鯛なんて釣れるのね!」
可可「今日も楽しめました♪エサも無くなりましたし帰りましょう」
すみれ「そうね、・・・っていつの間にか釣り楽しんでんじゃん私、まあいっか♪」