大きくなったチビ達へ
3月11日はとても大きな災害が起こりました。
大きな地震と津波が各地を襲い、
沢山の方々に悲しい出来事が起こりました。
物心ついてから、母が教わった関東大震災と同じように
大きくなってから、小さいころに実は自分たちも経験したことを思い出して
まさか、はいつかあるということを思ってね。
そして、それは他人事ではなくて、自分にも起こったということを
なんとなくでもいいから思い出してください。
長男、あなたは長い揺れに、飾ってある飾りが音を立ててなっているのを
不思議そうに眺めていて、そのうち不安そうな顔をしました。揺れたのが気持ち悪そうでした。
次男、あなたは自分のご飯は終わったけれど、母の食べているパスタを欲しがって
食べ続けていたけれど、あまりの揺れに後ろにドテって転びました。
そうして、地震に気が付いて怖くないようにお兄ちゃんとママと3人でくっついていました。
6日たった今でも、まだ地震は続いていて
被害を受けた方がどれだけいるかも定かではありません。
母は直接は知らないけれど、
おじいちゃんの、そのまたお父さんの、親戚は連絡がとれないそうです。
電気が足りなくなって、
停電をする地域もあります。
停電の無い地域も、みんな、少しでも協力をしようとしています。
停電が無い時にも
夜、外を見ると真っ暗です。
みんな一生懸命電気を節約しています。
日本は美しいな、って母はとても思います。
譲り合ったり、自分だけが、って思わない
多くの日本人のように、
二人もそういう人になってください。
ちょっと、歴史みたいに感じるかもしれないけれど
豊かな成長と共に生まれ育ってきた母は、
たとえリーマンショックや原油高、バブル崩壊があったとしても
物資や電気、食料に本当に困ることの無かった(自分が持っていなかったとしてもお店にはあった)
時代に育った母は、
本当にハッとしました。
豊かさや、モノがあることは
あたりまえではありませんでした。
出来うる節電をして、コンセントを抜いて、
お手洗いの電気を切って、
便座が冷たいことに、毎回ヒヤってして。
思い出すべきだと思います。
被害にあわれた方は、こんな寒さや冷たさではないだろうって思ったり
今停電のある地域が少しでも少なくなるようにと、
お仕事も止まってしまうし、お家にある冷蔵庫にある大切なごはんもダメになってしまうし、
少しでも自分がジャブジャブ使ってきた電気が、そっちに廻るようにと思っています。
そうして豊かさをただただ傍受してきた時代の自分を反省します。
お店は、買い溜めで一時、物がなくなりました。
チビのおむつどうしよう、って初めて思いました。
おむつ節約していたら、おしりがちょっとかぶれてしまった。ごめんね。
野菜は、買えた分は
父が珍しく家で食べる日も
これからチビの分が手に入らなかったらと怖くて
パパにはごめんねだけれど、限られたご飯になりました。
信じられないかもしれないけれど、ヨーグルトも牛乳もお店から消えたので
お家の食べ物は、チビ達が食べられるものは、まずは君たち専用です。
それでも、チビ達に寝る布団を与えられることも
ごはんをあげられることもできる私たちは、幸せだと感謝しています。
世界の人たちは、裕福でない人も、まえに災害にあった人も
日本を助けに来てくれています。
まだ危ないかもしれないところに、海外の人が助けに来てくれています。
前に日本が助けてくれたからお返しするよ、っていう人もいます。
これから自分たちも困るかもしれないから、お互い様だよって言う人もいます。
人間の助け合いって凄いよね。
だからチビ達も
大きくなっても、そんな日が来るかもしれない
そんな日をどこかで誰かが迎えているかもしれない
と思う気持ちを忘れないでね。
これからも、何があるかもわかりません。
でも、チビ達と、チビ達の生きるこれからの日本を
みんなで必ず守っていきます。
二人抱えて逃げられるかな、どうしよう、と母は思いました。
今まで不便さとは無縁で、強くて
自分だけで生きてきたみたいに
思っていたのかもしれません。
お腹に君たちを授かり、生まれて、
弱い存在を抱えて、自分が弱い存在になって
沢山気が付くことがあります。
きっとそうやって、みんな繰り返しで、育てられたり育ったりしていくんだと思います。
でも、それが嫌なんではなくて
弱い存在を抱えるからこそ強くなれることもあります。
チビ達が、毎日笑って成長できるように頑張ります。
その笑顔を見てすくわれるのは母や父です。