先日も、ちらっと書いたと思うのですが、

今年は、お盆期間に義家に行くことができませんでした。


行ったのは、12日のお盆前日。


義家では、

13日に迎え火を炊いて、

庭に餓鬼?のお供えをしつらえて、

(15日に送り火を炊きます)


家の中は、

座敷に、お位牌を仏壇から出して並べて、

お盆飾り。


ちょっと絢爛豪華に、

ご先祖様方、勢揃い~♪

みたいな、にぎやかな感じです。


座卓に仏事用の布を張り、

お位牌、お供え、他ずらっと・・・・・。


義父は一人っ子なので、

他に、お盆だからと手を合わせに来てくれる

親戚もおらず・・・。


仏事にあまり興味がない義母は、

お墓や仏壇関係の役割を

してこなかったようです。


なので、義父がほとんどしていて、

お盆の朝昼晩の仏様の御膳だけは、

義母が作っています。(私の実家はそこまでしません)


お経を読む姿も、

結婚して14年、法事以外一度も見たことはありません。

義母の実家へ時々おばあちゃんに会いに一緒に行く時も、

「まずはお仏壇」


ということもなく・・・。

私は子供連れて

遠慮せずにまっすぐにお仏壇へ向かいます。

人それぞれなのでしょうが、

ご先祖さまがあってこそのわが命。

そして、ご加護は誰にでもあるはず。


その感謝を述べることは、

自らを想像の仏の世界へと佇ませてくれるものだと

思っています。


そんな義家行きで、

久しぶりに、お墓に行きました!




墓地の一番上あたりにお墓があります。

辺り一帯、同じ苗字ばかり・・・




ご先祖様は、

お城に仕えていた武士のお役人だそうで、

同じ苗字だけれど、

それぞれに祖は違うんだそうです。


池田藩の武士階級?

同じ苗字が与えられたのでしょうね・・・。


昔(義父のひいじいさまの時代)、

土地をたくさん持っていたそうですが、

人にだまされたか何かで、

すっかり持ってかれたそうです。


今も、関わりのない親族が、

義父名義の土地(敷地内)に居座っている状態で、

このへん、義父存命なうちに

解決してくれないかな?


なんて思っております。


さて、お墓参りの

話しに戻ります♪


子供たちは、大きくなったので

ある程度の探究心もあります。


義家の墓地内には、

古くなった、文字も読めない様な

墓石がたくさんあります。


昔は、一人づつのお墓だったのかな?


満州から引き上げるときに、

船から身を投じた母娘たちの墓石もあります。

9年前に亡くなったおじいちゃんから、

聞いたことがあったのです。

(夫はまったく興味がないので

知らないはず)




子供たちが、

お線香やお菓子を備えようとしていたら、

「そこはせんでいい!!」


とたしなめられました。


「わからんやつには、せんでいい!!」と。


いやいや、〇〇家の墓地敷地内の

墓石でしょ?

なぜ、そこだけしない?


あと、鳥のフンが落ちてても、

まったく気にせず、

お水も、そんなに墓石があるのに

ほんの少しだけ・・・。


昨日掃除に来た!

と言ってましたが、

掃除?は草刈りだけですか?


とにかく、ここにご先祖様が

眠っていらっしゃるという敬意と、

その場を清めるという意識が欠けているのかな?

胸がきゅっと締まるような気持ち・・・。


そっと、バッグからティッシュを取り出して、

水で濡らし、

あちこちの鳥のフンをこすり取りました。

ごめんなさい、完全に綺麗にできなくてと

念じながら汗


自分のお墓がもし

そうだったとして、

子孫が来てきれいにしてくれたら、

たとえすぐにまた汚れたとしても、

嬉しいものでしょうから。


私のルーツは、四国の人だと

どこかで書いたと思います。

母は香川出身。


父方の祖父も香川出身。


母方の方は、

母が8人兄姉の末っ子だったこともあり、

昔からにぎやかな故郷の盆と正月でありました。


本当は、一番最初に双子が生まれてたそうですが、

亡くなっちゃったそうで、

その双子さんが生きていれば、

10人兄弟?


戦後生まれで、産めよ増やせよ世代です・・・。


親戚の家も、母の兄姉7名なので7軒。


母の実家は一向宗だったかな?

お経もお坊様が数人来て、

歌を歌うような音律で、

子供心に、足をしびらせながら、

興味深く(何言ってるかさっぱり?)聞いていました。


盆正月には、各親せき宅をまわり、

それぞれのお仏壇に行ってすぐに手を合わせます。

お線香、お賽銭、ロウソク・・・


(その習慣があるせいか、

嫁ぎ先の親戚のお宅でも、

伺うと一番にお仏壇に直行しないと、

胸がもやもや)


そして、本家で一日みんなが集います。


ものすごく人がいて、

お母さんたちは、お台所で忙しく・・・

おっさんたちは飲んだくれ~!

お昼はさぬきうどん、

夜は、手作りのちらしずし・・・


いとこたちと、目いっぱい遊んで

楽しく過ごす田舎の風景・・・

池、山、虫、草、空・・・


あ~子供の頃の記憶がよみがえります♪

そこには、おじいちゃん、おばあちゃんが。


窓を開けると、

風が通ります。


夜は、かやを張り、

その中で眠ります。


家の前の池の、大きなカエルが、

ボォーボォーと大きな声で明け方まで鳴いています・・・。


そして、朝は、

炊事の音と、山鳥の泣き声で目をさまし・・・

布団に残された幼い弟と私。


そこに、大人の愛情を感じるのでありました。


そんな夏休み、お盆。


いつも、背筋をシャンと伸ばして、

両手をおへそのあたりで重ねてた祖母の姿は、

今でも鮮明に思い出せます。


優しいおばあちゃんでした。


そして、母以外の兄姉・・・

ひとり、またひとりと天に召され、

今は、養子に行ったお兄さんと母だけに。


女姉妹4人いたこともあり、

大事に目をかけてもらってた分、

さみしいようです。


兄妹目線で見ると、寂しいかもしれないけれど、

子、孫目線で見てほしい!

長生きしてほしいなって、

今年の夏、祈ってきました。


でも、同じように育ってきた弟は、

夫と同じで、まったく仏事というか、

仏様のありがたさに興味がありません。


不思議ですね・・。



これも、

過去世の縁でしょうかね?



義家の墓地敷地内の

数基のお墓に備えたのは、

しきびだけ。


真言宗だから、

お花を供えても、まったく問題ないはずなのに

なんで、お墓参りにしきびだけ?

(聞けないけど)


仏壇や、お墓にお供えするお花たちは、

亡くなった方々に、花の極彩色や、

香りを届けることができると信じています。


そして、こちら側の私たちにも、

お花の癒しのパワーが注ぐというか・・・


子供らが置いた、

お菓子はそのまま放置だし、

水皿も、きれいじゃないし・・・


私たちが、後を引き継いだ時には、

きれいにさせていただこうと思うのでありました。

他に、親族がいないという事は、

義父の独断ALLってことなので、

今は無理なようです。


ごめんね、ご先祖様!


義両親とは、相性はイマイチだけれど、

ご先祖様とは、いい関係のような気がします♪

これも、14年間ずっと、自分の信念を守って

お付き合いしてきたからでは?

な~んて、ちょっぴり妄想♪。


でも、私たちの結婚は、

あちらのご先祖様から

たぐりよせられた感満載なんです!


ありえない出会いからでした・・・。


そして、うちのご先祖様は、

「苦労するけど、それでも(夫と)結婚するの?」

と霊媒師さんを通して、

「覚悟はいいか?」と問われました。


もちろん、その頃は恋は盲目~♪

なもんで、一発OK!


後悔した夜もあるけれど、

子供たちと縁を結んで下さったあちらの世界の

方々に、

子供たちを世のため人のためにと

育てて、お役にたてるようにする役目を

与えてもらったことは、

感謝すべき出来事!


わが家の長男が、これからどうなるかわからないけれど、

家を継ぐということに、

そっと寄り添いながら、

見守っていければ、

ご先祖様たちも喜んで、


視えない力を貸して下さるのではないかな?

と信じています♪



夫との不思議な出会いは、

夏休み明けに、つづきたっぷりと

おたのしみくださいませ~!


執筆がんばります~♪