家庭訪問を終えて
児相のアドバイスもあり
担任の先生に相談をしました。
担任の先生からは
「授業中も椅子に座って授業を受けていますよ?」
というもの。
そりゃそうだ![]()
授業中も走り回り、授業にならない状況なら
最初から発達に問題ありとして、普通のクラスでは
なかっただろうし、そもそも里子として委託される
時に説明をうけられていたはずだもの。
そうじゃないのよ。
いわゆる「グレーゾーン」なのよ。
外見は本当に普通の子で
普通の子以上に得意なこともある。
Rくんの場合は、運動が大得意。
かけっこなら誰にも負けない!←親ばか![]()
日頃の意思疎通も、ほぼ問題ない。
会話も出来る。
Rくんが苦手としているのは
「文字」なの。
文章を読んでも、何が書いてあるかわからない。
絵本だと、ほぼ絵を楽しんでいる感じ。
だから、算数や国語の文章題は難しい。
なんというか、頭に映像が浮かんでいない状態。
「あひるが3羽いました」と書かれていても
彼の頭の中には、あひるは存在しない。
だから、後からあひるが増えても「増えた」ということがわからんのよ。
さらに言うなら
サッカーも、自分でゴールまで走るということは
理解できているけど
誰かにパスを出し合いながらゴールを目指すことは出来ない。
なぜなら、パスを出す映像も出した後の映像も
Rくんの頭には浮かんでこない。
発達は「個性」だから
全てが出来ないわけじゃないし
全てが他者より劣るわけじゃない。
人より得意なこともある。
Rくんは、今、絶賛成長中だから。
関わり方で、将来がかなり違うと思う。
何となく違和感を感じて、でも何とか高校も卒業して
就職してから発達に問題があって
引きこもりになるなんて、よくある話で
そんな方は職業上、たくさん見てきた。
発達障害は、昔はここまで理解されていなかったから。
でも今は違う。
それぞれの個性が理解されつつあり
本人に適した環境で育つことで
出来ることも、わかることも増やせる。
グレーゾーンに気づける人と気づけない人もいる。
担任の先生は、たまたま本人の微妙な部分に気づいてない。
だって、30人も見てるんだもの。
よっぽど特徴が無ければ見つけるのは難しいよね?
だからといって
家族も施設職員もサッカーのコーチも気づいている
「違和感」を放置はできない。
児相に相談したら
「里親会議」をしましょう!と提案してくれました。
Rくんに関わる人たちが一堂に介して
みんなで話し合う。
解決策はないかも知れないけど
全員で共有していくことは出来るから。
9月も色々、盛りだくさんになりそうです![]()