CHIIです、
昨日、ネット通販に関する
個別コンサルティングを何人かの方に
させていただきました。
その時も、お話しさせていただいたのですが、
私達がビジネスで成功しようと思ったら、
多くの成功者と同条件である
時間の有効活用&レバレッジをかけることでしか、
会社を成長させることはできないとお話しをしました。
ただ、言葉は悪いですが、
時間に関する考え方がゆるい人ほど、
ビジネスにおいて成功できていないと思います。
社会的に成功している人ほど
「時間」に対する価値観は敏感なような気がします。
現代のところ、まだ、
タイムマシンが販売されていないので
時間だけはどんなにお金を積んでも買うことができません。
最近は、周りの友人もできるだけ
有意義な時間を過ごしたいと考え、
人ゴミの中に揉まれてバーゲンセールの
お買い得品を購入よりも自分にとってもっと
プラスになる時間を過ごしたいという
価値観への変化を少しずつでありますが感じています。
以前、講演会で、お会いした経営者の方で、
喫茶店を数店舗経営されている方がいたのですが、
肌感覚でそのようなことを感じ、
飲み物や食べ物を「モノを売る」
のではなく「有意義な時間を売る」
という発想に切り替えて、
時間制の喫茶店にして、
時間内でほとんど飲み物と食べ物の一部を
フリーサービスにしたところ、
ものすごく収益性があがったという
お話しをされていました。
要は、お金の取り方を、
漫画喫茶っぽくしたということです。
従来の喫茶店は
コーヒーや食事の代金を収益源としているので、
お客様が店内に滞留する時間が長ければ、
それだけ回転率が低下して売上が落ち込んでしまう。
そこで、お客様には、
店に長居し続けてもらうことは、NGと考えてしまいます。
一方、マンガ喫茶は
「時間料金×店内での滞在時間」
が収入の柱となっているため、
客に長居してもらうほど儲かる。
このように、[お客様に無駄な時間を使わせない」
「サービス時間内はできるだけ有意義な時間を過ごしてもらう」
というコンセプトを既存のビジネスに
インストールすることにより、
新しいビジネスを生み出すことができます。
特に、富裕層分野で威力が発揮出来ると考えております。
六本木ヒルズ森タワーには、
月額制の有料図書館があるのですが、
これも、同様のビジネスモデルであると思います。
図書館=無料という概念を、
根本的に変えました。
限られたメンバーだけが利用できる
静かな有料図書館の環境は、「本を読む」
という目的の他に、
来客時の応接用として利用したり、
個人的なワークスペースとしての
ニーズをうまく取り入れています。
これまでのビジネスの多くは
「モノを売る」という常識に基づくものが
大半を占めていましたが「有意義な時間を売る」
という新しい発想に着目すれば、
新たなビジネスモデルをたくさん
生み出すことができそうです。
タクシーなども、発想の転換で、
移動距離を販売するビジネスではなく、
有意義な時間を過ごす時間を販売する
というコンセプトに変えるだけで、
全く違うビジネスがいくつも生まれそうです。
要は、タクシーの乗っている時間と空間を
販売すると考えれば、バースデイタクシーとかも、おもしろいかもしれません。
少しでも参考になれば
嬉しく思います。
CHII
進化、そして提供、継承。