人民中国の12月号を外出先で読んでいたら
新語紹介のページがあり、この「恐聚族」というのが
印象に残りました。
私が中国語の意味を調べるときによく使う
「北辞郎」には
「旧正月休みの時に同窓会でお互いの近況を披露するが、
自慢比べになるのでストレスを感じる人たち」と
載っていました。
「家を買った」「給料がいくら」などなど、他の人達の話を聞くと
自分は…と劣等感を持ったりするようです。
人民中国の雑誌が手元にないので詳しい内容は忘れましたが
この劣等感や行きたくない気持ちは、自分が
家を買ったり、人に自慢できるような金額を稼ぎ、
そういう条件を持ち合わせることによって解消できるそうです。
この言葉を百度で検索していると、
中国は陰暦なので年越しは日本よりも先ですが
それでも一年に一度、大事な年越しに
帰省する人はたくさんいます。
ですが親に結婚や孫はいつだとせかされたり、
上のような集まりに参加しないといけなかったり、
お年玉で出費がかさむために、帰省したがらない人も
少なくないようです。
中国にいる外国人として、外で見かける中国人の人達は
いつでも、どこでも賑やかだし、特にレストランでは
円卓で、お酒をつぎあって大盛り上がり、という印象ですが
内心はそうでもない人もいるのですね…。
まあ日本よりも中国は人口が圧倒的に多いので、
日本よりもいろんな考えを持った人がたくさんいるので
みんながみんな、「恐聚族」「恐帰族」ではないと思いますが…。