アメリカ疾病予防管理センター(CDC)が出していたガイダンスをがんばって和訳してまとめてみた。2020年2月14日に更新されたものです。
このガイダンスは暫定的で、現在知られているものに基づいて作られている。CDCは追加情報が出た時点でこのガイダンスを更新する。
「コロナウィルス」とはウィルスの種類の名前で、動物⇔動物で感染するものや、人⇔動物で感染するものがある。COVID-19でも動物コロナウィルスに感染した動物から人間に感染し、人間の間で広がった。この暫定的なガイダンスは、このウイルスが自宅や施設の人々に広がるのを防ぐことを目的に作られた。
この暫定的なガイダンスは、次の目的で提供されています。
l COVID-19感染が確認または検査中の人、入院する必要がなく自宅で介護を受けることができる人
l COVID-19感染が確認され、入院し、医学的に安定して家に帰ることができると判断された人
l 症状があり検査でCOVID-19の感染が確認された非医療環境における家族、パートナー、および介護者。
【予防手順】
医療者や公衆衛生スタッフは、自宅で過ごすことが可能かどうかを判断します。入院の必要がなく自宅で隔離できると判断された場合は、地元の保健部門のスタッフがモニタリングします。医療者や保健部門のスタッフが通常の生活に戻ることを許可するまで、以下の予防手順に従う必要があります。
【患者さん側】
1.医療を受ける以外は自宅以外での活動を制限する。
職場、学校、公共の場所に行かない。公共交通機関、ライドシェアリング、タクシーの使用は避ける。
2.家の中でもほかの家族や動物から離れる
感染が確認・疑われているうちはできる限り特定の部屋でほかの家族と離れて過ごす。可能であれば浴室なども専用で使用する。ペットにも触らないほうがいい。
3.病院に行く前に電話をする
あなたを感染源にして他の人への感染を防ぐため、病院に行く前に電話して感染しているかその可能性があることを伝える。
4.マスクを着用する
他の人(同じ部屋にいたり同じ車に乗っていたり)やペットがいる場合、病院など医療の現場に入る前にはマスクを着用する。マスクを着用できない場合(呼吸困難を引き起こすなどの理由により)は、家族など同じ空間にいることを避けるか、同じ部屋にいる人がマスクを着用する。
5.咳やくしゃみをカバーする
咳やくしゃみをするときは、口と鼻をティッシュで覆う。使用済みのティッシュはゴミ箱に捨て、すぐにせっけんと水で少なくとも20秒間手を洗うか、60~95%のアルコール含有手指消毒剤で手の表面全体に乾くまで擦りこむ。手が目に見えて汚れている場合は、まずは石鹸と水でしっかりと洗う。
6.頻繁に手をきれいにする
せっけんと水で少なくとも20秒間手を洗うか、60~95%のアルコールを含むアルコールベースの手指消毒剤で手をきれいにし、手の表面が乾燥するまでこすり合わせる。手が目に見えて汚れている場合は、まずは石鹸と水でしっかりと洗う。洗っていない手で目、鼻、口に触れない。
7.家庭用品の共有を避ける
グラスやコップなどの食器、調理器具、タオル、寝具を家族やペットと共有しない。使用した後はせっけんと水でしっかりと洗浄する。
8.毎日手が触れるすべての場所をきれいにする
カウンター、テーブル、ドアノブ、浴室の備品、トイレ、電話、キーボード、タブレット、ベッドサイドテーブルなど、手が触れることが多い場所はクリーニングスプレーやワイプを使って毎日掃除する。血液や便、体液が付着するようなものは表面をきれいに取り去る。クリーニングスプレーやワイプを使用する際は手袋をする、十分な換気を行うなど、安全かつ効果的に使用する。
9.症状をモニタリングする
病気が悪化している場合(例えば、呼吸困難など)、ただちに医療機関に受診する。その際には事前に電話をして、COVID-19に感染しているか検査中であることを伝える。受診の際には必ずマスクを着用して他への感染をふせぐ。
医療上の緊急事態があり、911に電話する必要がある場合は救急隊に、COVID-19に感染しているか検査中であることを伝え、可能であれば救急隊が到着する前にマスクをする。
10.隔離の中止
二次感染のリスクが低いと判断されるまで在宅隔離の予防措置をとる。中止の決定は、医療従事者が協議して、ケースバイケースで行われる。
【家族やパートナーなどサポート側】
- 患者が医療機関の指示に従って薬物療法とケアを行うことを理解し、自宅で患者が基本的な生活が送れるように支援し、食事や薬などの個人的な欲求をサポートする。
- 患者の症状をモニタリングし、症状がでたら医療機関に連絡する。
- 患者からできる限り離れて生活する。寝室や浴室もできれば別にする。
- 不要な訪問者を禁止する。
- ペットは患者から隔離してサポート側が世話をする。
- 換気などをして家の中の空気の流れを良くする。
- 手洗いは頻回に行う。せっけんと水で少なくとも20秒手を洗うか、60~95%アルコール含有手指消毒液を手全体にしっかりすりこむ。
- 汚染した手で目や口や鼻を触らない。
- 同じ部屋にいる場合は必ずマスクを着用。
- 唾液や痰、鼻水、嘔吐物、尿、血液、便、体液などに触れる場合は、使い捨てのマスクと手袋を着用する。必ず使い捨てにし、再利用をしない。外したらすぐにせっけんと水、またはアルコール含有の手指消毒液で手を清潔にする。
- 家庭用品(食器、グラス、コップ、タオル、寝具などを共有しない。患者が使用したらしっかり洗う。
- カウンターやテーブル、ドアノブ、浴室の備品、トイレ、電話、キーボード、タブレット、ベッドサイドテーブル等、患者が触れるところすべてを毎日家庭用クリーニングスプレーやワイプを使って掃除する。その際は手袋を使ってしっかり換気して安全に効果的に使う。
- 洗濯はしっかりと行う。血液や便、体液がついた衣服や寝具はすぐに洗う。汚れたものを扱う際には使い捨て手袋を使用して体に密着させないようにする。手袋を外したらすぐにせっけんと水で洗浄するかアルコール含有手指消毒剤で手をきれいにする。そしてしっかり乾燥させる。
- 使用済みの使い捨て手袋やマスクは密封して他の家庭ごみと一緒に廃棄する
CDCが考える濃厚接触者は、長時間感染した患者と2メートル以内にいる人や、感染者の分泌物などを触る人のことのようです。