≪つづき≫
いよいよラスト。ノーサイドです。最後の笛が吹かれるまで、トライを期待しましたが、関大一高さんも鉄壁でした。
最後は、ベンチの前で深々と礼をしてくれました。布施子健児の目には、たくさんの涙がたまっていました。その涙の中には、今までの苦しかったこと、つらかったこと、嬉しかったこと、悲しかったことが、たっぷりと詰まっていたに違いありません。
グラウンドから出た後も、涙が止まらなかったようです。このすべてが青春です。この涙が出るのが、ラグビーだと思います。またこんな経験をできたのも、晴れの日も雨の日も、布施工のグラウンドにきて、いろいろなコーチングを受け、ここまでやってきたからだと思います。
僕自身も、布施工健児の皆さんに比べれば、ラグビー歴は短いですが、高校時代に走り回った3年間を今でも思い出します。ある場面では、悪夢のような練習でしたが、ある場面では、一生続いてほしいくらいの楽しい練習でした。そういう経験を布施工健児の皆さんも、この3年間でできたんではないでしょうか?
そして、そういう経験をしたからわかることがたくさんあると思います。人生はまだまだ続きます。昨日の「いい勝負」をした経験をぜひ次のステージで、活かしてください。布施工健児の皆さんであれば、これからも活かしていけるはずです。これからも応援しています。
3年生の保護者の皆様におかれましては、ここまでいろいろなことがあったと思いますが、ひとまずお疲れさまでした。転勤はしましたが、このように関われたことを光栄に思います。
これから卒業まで、ぜひ布施工健児の後輩を応援して頂ければ、と思います。それではまたグラウンドで!









