本6月16日は、私が敬愛し憧憬する俳優・鶴田浩二さんの26回目の命日です

勝手に一人でお弔いしお悼み申し上げようと思います


悼鶴田

作鬼遙遙二十年
男兒意氣在誰邊
獨偲眉目方窮秀
皆忘風姿是可憐
侠畫説人希改世
愁歌憂國欲醒眠
嗚呼想彼今只我
銀幕歔欷襟未乾
(七言律詩 下平聲先韻)

鶴田を悼む

鬼と作り遥か遥か二十年、
男児の意気誰が辺にか在る。
独り偲ぶ眉目のまさに窮めて秀でたるを、
皆な忘る風姿の是れ憐れむべきなるを。
侠画に人を説きて世を改めんと希み、
愁歌に国を憂ひて眠りを醒まさんと欲しぬ。
嗚呼彼を想ふは今只だ我のみなるか、
銀幕に歔欷して襟未だ乾かず。

(あなたが死んではるかに二十年、
男児の意気をいったい誰が受け継いでいようか。
私は独りあなたがしごく眉目秀麗だったのを忍ぶが、
あなたの姿に漂うペシミズムを誰もが忘れてしまった。
任侠映画に人生を説いて世直しを希み、
悲しみ深き演歌では国を憂いて日本人の覚醒を目指した。
ああ、今となっては彼を想うものはただ私だけ、
映画を見てすすり泣き、しおたれた襟はまだ乾かない。)
「紀元節奉祝詩」

當歡皇紀節
○○○●●
建國大和晨
●●●○◎
創業三千戴
○●○○●
安邦二百神
○○●●◎
鴻恩沾美土
○○○●●
大惠幸良民
●●●○◎
我冀彌榮譽
●●○○●
燦然於一身
●○○●◎
(五言律詩平声真韻)

当に歓ぶべし 皇紀節
建国されし大和くにの晨を
業を創りて三千戴
邦を安んじて二百神
鴻いなる恩は美し土を沾ほし
大いなる恵は良き民を幸へり
我れ冀はくは 弥栄の誉れ
ご一身に燦然たらんことを




平成二十四年二月十一日は
神武天皇 ご即位あそばされてより
二千六百七十四年めの記念日でございました

その実在・ご足跡を疑問視するような不粋でよこしまな真似はいたしますまい

ただ 日本国を愛する日本国民の一人として
日本国とご皇室の弥栄をことほぎ申し上げ
ここに 洵に僭越ながら
拙作の漢詩を奉り申し上げるばかりでございます


君が代は千代に八千代に
細石の巌となりて
苔の生すまで
「贈於友人愛虹詩」

君齡十八已愉虹
○○●●●○◎
慘事失夢陰室中
●●●○○●◎
美少女華不詐宅
●●●○○●●
不知白眼愛輝瞳
○○●●●○◎
(七言絶句平声東韻)

「虹を愛する友人に贈る詩」

君の齢は十八 すでに虹を愉しむ
惨事に夢を失ひて 陰室の中
美少女は華やかなりて (ヲ)タクを詐らず
白眼を知らずして 輝く瞳を愛するなり