見なかったはずの映画覧
今回切なさを提供してくれるのは
「さまよう刃」
2009年 日本
主演:寺尾聡、竹野内豊、伊東四郎
今回紹介するのは「さまよう刃」これはある日、子供たちと外出して
帰ってきてひかりテレビをつけたらやっていた映画。
始まってすぐでしたので、ストーリーは理解できました。
東野圭吾の小説を映画化したもので、刑事役で竹野内豊がでていまし
た。
未成年の犯罪事件が多発する現代社会において、子を持つ親であれば
一度は頭をかすめたことがあるかもしれないことを、主題にしていま
す。
子を殺害された親が、何を考え、どう行動するのか、この映画では、
犯人への復讐を企てます。
「さまよう刃」
あらすじ(*途中ネタばれあります)
母親を早くに亡くし、父親と二人暮らしの15歳の少女が少年グループ
に襲われ死亡する事件が起きる。
悲しみに打ちひしがれる父親、長峰重樹(寺尾聡)。
事件直後、長峰のもとに犯人の場所を告げる電話がかかってくる。
不可思議に思いながらも、犯人のアパートにたどりつく長峰。
そこで彼は、衝撃的なビデオを目の当たりにする。
娘が殺される様子がビデオに残されたいたのであった。
長峰はショックを受けながらも、アパートに居残り、帰ってきた少年
を殺害する。
死に際に、共謀した少年の居場所を聞き出し、その少年の行方をおい
始める。
じきに少女殺害事件を捜査していた警察も、密告した少年にいきつき
長峰の行動を知っていく。
サスペンスという見かたより、自分は子供がいるので、自分だったら
どうだろう、とかそういう見方をしてしまいました。
ちょっと、あまり論じたくはない内容なのですね。
私が心に残ったのは、長峰が少年を追って、雪山に入って、ある山荘
に偽名を使って宿泊をします。
その山荘は父親と娘の二人で営んでいる設定なのですが、娘役が酒井
美紀です。
娘は長峰の事件を翌日には知ってしまいます。要は殺人犯が目の前に
いたということになるのですが、すぐには警察には連絡しないんです。
どうしたかというと、長峰と二人きりで、そのことについて話をする
んですね。
また、父親もその場にはいないのですが、長峰の件を知っていたらし
く、警察がきたときに長峰を逃がします。
唯一救われるストーリーかな、という感じです。
このように感想を書くとなると、なかなか書きたくない設定の映画で
すが、見ている分には、ドロドロしたシーンなどはなく普通のサスペ
ンスドラマみたいに見れます。
結果の気になる方はぜひご覧ください。