燃えるような日の出を しばらく眺めて

 冷えた朝の空気のなか まだ ぬるく感じる海へ

 パドルアウトし始めて10分ほど になるのだろうか 

 ようやく 波の状態を なんとなく判断できるくらいに来た

 !?・・・ もう 誰か乗っている!

 肩 頭 くらいのサイズがありそう!

 きっと彼は 山を下って来たんだな・・・

 僕は 日の出 だったが 彼は 夜明け だったんだろうな

 さぁ ラインナップまで あともう10分ほどのパドル!



 緩やかにうねる 朝イチのなめらかな海を

 一人 もくもくと ただ もくもくとパドルしていく

 そんな とある冬のはしりの 朝でした




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