今、僕は北茨城市というところにいる。
三泊四日。
明日、チェックアウトするが、また明後日から九泊十日。

僕はいつの間にか既婚者となり、そして父親になろうとしている。

嗚呼、もし半年前に戻れたら、僕はあの時、握りしめていた自由を決して離さない。

あの時に戻れたら。
あの時に戻れたら。

しかし時の流れは残酷で、ちょっとした気持ちで手放してしまった、あの自由はもう二度と戻って来ない。

ねぇ、あまりにも酷だと思わない?
なんの覚悟もなかった僕なのに。

ねぇ、僕はもう少し自由でいたかった。
ねぇ、君にもっと近づきたかったのに。
ねぇ、時はもう戻らないの。
ねぇ、君は僕の人生を照らす灯火だったのに。
なぜ、時はこんな仕打ちを。

嗚呼、時に地元が恋しくなる。
小学校や中学校、青春を過ごした場所。
青春を共に過ごした仲間たち。

田舎が嫌いなわけじゃない。
でも、自分の地元じゃない田舎は、やっぱり荒涼とした大地にしか見えない。

ここで根を張ることなんて、できるのかな。
ここの人たちの信認を得ることなんて、できるのかな。

ねぇ、君は僕が本気で抱きしめたら、心を許してくれたのかな。
ねぇ、もしそうだとして、一体何になるのだろう。

ねぇ、僕はこの先、この道を歩み続けていくなんて、できるのかな。

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