つばめ保育園 | fusae ブログ

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         2007年11月26日 店主 fusae

みなさま、おはようございます! 

fusaeですニコニコ

昨日は茨城県にある認定こども園「竜ヶ崎幼稚園」と千葉県我孫子市にある「つばめ保育園」へ知人の紹介で行きました。

写真の関係で2つ目の「つばめ保育園」での様子からニコニコ



ここは知人が「さくら・さくらんぼ保育なら!」「小規模(30人)だし、fusaeさんのやりたい保育に近いから参考になると思って」とのこと。

私はまったく知らない、HP検索しても園の情報無し!!という知人とのタイミングで2つ返事で昨日の訪問が決まりました。

竜ヶ崎幼稚園の見学を終えて、お昼を食べながら「もう1つの保育園も今日、行っちゃいますか?」と連絡してくれる。

「えっ?今から来るの?今日最終日なんだけど。園児いないんだけど。来るなら早く来な!!」とのこだそうで、お言葉に甘えて伺う。

「こんにちは~すみません突然に・・・」と保育室を入っていくと、いました、いました!

あの、さくら・さくらんぼ保育の机と椅子に鎮座した園長、よこちゃん。

よこちゃんは風邪をひいて鼻声。。。

「すみません」もう一度言うと「ほんとだよむかっと笑顔で言うよこちゃん。

「座りな」と言って久しぶりに会う知人と、その息子(2歳)の姿を目を細めて孫のように見ながら会話する。しかしその目も、全身の感覚も新参者の私を「こいつ、どんなやつだ?」とうかがっているのが分かる。

「で?」と言われ、保育園設立賛助のリーフレットを渡す。

リーフレットを開くと、中は音楽家の私が全身でまんまる笑顔で笑っている。

「これでいいじゃん!続けりゃぁいいじゃん!!保育は甘くないよ!!!」

「今の時代はさ、特徴が無くちゃ園児来ないんだよ。

子どもの本当は生きる、生活する、食べる、寝る、そういうことが大事なのに

今は早く早くなんでもやらせたい。そういう時代だよ。

うちみたいな(さくら・さくらんぼ保育)保育は(経営)大変なんだよ」
と即渇!!

頷く私に、

「どこでやんの?埼玉?」とよこちゃん。

「栃木県の宇都宮で山のある所です」と私。
(よこちゃんはきっと「そんな子どもいない所に?」とか思っていたと思います)

「向こう行くの?」
「家族は?」
「旦那は?」
「離婚したの?ふ~ん、辛かったね、私も子ども無くしてるからね、それでこの世界入ったからね」


そして、よこちゃんは新参者の私にいきなり深い話を始める。

「自然にさせてあげなければ子どものこころの内面なんか分からない。

園長の存在は人の生き方として指し示す役割もある。

嘘をつく子の悲しみに気づき、ときほぐすには時間がかかる。何年もかかる時だってあるんだよ」

子ども一人ひとりの悲しみ、辛い思いに寄り添って貫くんだよ。


そして「案内してあげるよ」と園庭、旧舎、旧舎の園庭を見せてくれる。

「さくら・さくらんぼ保育」に欠かせないロールマット。


よこじい(ヨコちゃんのご主人)が作ったツリーハウス。


旧舎が左に少しだけ写ってます。
グリーンのダウンにスコップもっているのがヨコちゃん。(前職は敏腕弁護士目


哲学の小路。保育者が悩んだらここを通ってひらめきをもらうのだそう。


「竜の目だよ」とちいさい人に教えてもらう。


でかすぎっ!みのむし~~~~あせる


このつばめ保育園、19年、無認可で頑張った。認可園になったのは最近。

よこちゃんは「実習に来な。1日じゃダメだよ。子どもにテストしてもらいな。

ー(園児たちに)ね~!このおばちゃん、園長先生になれると思う?と呼びかけるよこちゃんー

ちゃんと遊べるか、歌えるか、リズムとれるか、側転できるか、木登りできるか、泥で遊べるか、やってみな」

「なんにも経験しないで始めるのは反対。ここで少し経験したら大丈夫でしょう。

あと鴻巣の幼稚園も紹介してあげるから。

卒園期の子ども見れるのは最高だよ(さくら・さくらんぼ保育では卒園期にぐっと子どもが成長するのです。身体も心も頭も芸術も)卒園式も来ればいい」と言ってくれた。


そして20周年の記念に書いた「つばめ便り」と絶版になっていたさくら・さくらんぼ保育の創設者、齋藤公子の『ヒトが人間になる』の限定発売されたばかりで5冊買ったうちの1つを「賛助金しない代わりにこれあげるよ」といただいた。
新人保育者3人とよこちゃん個人と、そして最後の1冊が私の手に。

よこちゃん、私、保育園やっていいってこと?
これは先輩からのエールですか?
よこちゃんは自分の本の中表紙を見せてくれ「ほら、今日書いたんだよ」と今日から心新たに保育へ向う気もちをサインしていた。

1月の保育園認可の申請が済んだら実習に行かせていただく約束をしてつばめ保育園を後にしました。

夕陽が「頑張れよ~」と冬の冷たい空気の中で私の全身をつつんで暖めてくれました。



朝6時半に出てバスに乗り、待ち合わせの場所近くの停留所で見た富士山も「真っ白い心で子どもたち育ててくれよ~」って言っていましたニコニコ


厳しい、厳しい、よこちゃん。
あったかい、あったかい、よこちゃん。

「こんだけスケールが大きいんだから大丈夫でしょ!!と最後に言葉をいただきました。

宿題いっぱいだなぁきらきら

次回はもう1つの幼稚園を紹介しますニコニコ
12月24日の宇都宮編もボチボチ紹介して行きますからね~