住民投票条例案の否決にあたって
本日の臨時市議会本会議において、私たちが直接請求により求めた住民投票実施への条例案が否決されました。
今回の和歌山IRカジノ誘致の賛否を問う住民投票条例制定の直接請求にあたっては、法定必要数の3倍を超える20,039人もの有権者がこれに賛同し、住民投票条例の制定を求めました。
民主主義における根幹は主権者である住民にあり、「住民投票」は市長や議員による間接民主制を補完する重要な制度です。
まずは条例案に賛成してくださった議員のみなさまには、署名した2万人を超
える多くの市民の声に向き合ってくださいましたことに、心からの感謝を申し上げます。
しかしながら、総務委員会・本会議において住民投票実施に反対した議員の言動には、住民投票の実施を拒む何ら合理的な理由はなく、「私たちの声を聞いて欲しい」という住民の思いを完全に踏みにじるものであり、怒りを禁じ得ません。
住民の声を聞かずに粛々とIRカジノ誘致を進めようとするこの議員の姿勢は、許すことはできません。「みんなで決めるこの町の未来」という市民の意見を封殺し、民主主義と住民自治を押しつぶすものとして強く抗議の意を表明するものです。
和歌山市長が私たちの直接請求に対して、「住民投票を実施する意義は見いだし難い」と反対意見を付け臨時議会で表明したことは、多くの市民の失望と憤懣が急激に広がっています。住民投票が住民の政治参画の機会の拡大、住民自治の強化に繋がる地方自治の原点であることを理解していない意見であり、厳しく批判するものです。
主権者である住民の意思を無視するような市長・議員は、市民の代表者としての適格性の欠如を和歌山市だけでなく、広く全国にまで市議会の水準の低さを暴露したものです。これからも私たちは、法的対応を含めあらゆる可能性を追求して、住民投票の実現に尽力していく所存です。
私たちは、今回の臨時市議会の事実を広く市民のみなさんと共有し、IRカジノ誘致の施策を含め今後の和歌山市の未来について考える協働の輪を広げていくため引き続き運動していきます。
令和4年1月27日
カジノ誘致の是非を問う和歌山市民の会