私に兄が2人いると言う父
それは兄じゃなく父の弟だと言う母

真実は?



ある日、
叔母たち(父の妹と父の末弟の奥さん)に会う機会があったので、この話を思い切って聞いてみることにしました。


私…「叔母さん、私にお兄さんがいるって話聞いたことある?」

叔母たち…「みかちゃんにお兄さん?いないよ。私たちは知らないよ。そんなの聞いたことないよ」

私…「じゃあ、〇〇おじさん(父の末弟)の下にさらに弟がいたって話は聞いたことある?」

叔母たち…「弟?弟なんていないよ。」


2人の叔母は、そんな話は全く聞いたことがないと言いました。



やっぱり作り話だったんだ。
お父さんの認知症の作話っておもしろいな。
んでも、またなんで、お母さんは弟って言ったんだろう?2人とも認知症だから仕方ないかあ。
ん、まてよ。
もしかすると、この話は一族の秘密が隠されていてタブーな話かもしれない。
叔母たちは、秘密を守るため、真実を言えないのかもしれない…。

この頃私は、
祖母が後妻で父とは血がつながっていないと知ったばかりだったので、
さらに何か秘密があるのかもしれない、と
思ったり…。


叔母たちの話を信じて、
この話は父の作り話だと、
笑ってはいたものの、
父は何度もこの話をするので、
ずーっと私の頭の中に、
もしかしてもしかして…って
思いがありました。



✴︎
 

父が亡くなって、
父の戸籍を取り寄せました。
父の子は、私と弟。
父の兄弟は私が知る叔父叔母だけ。
なんの秘密も隠されていない
知ってる真実だけの戸籍でした。


父の作話は、おもしろかったな
母は母で、それは弟!って言うとか、
なんだったんだろ笑