はじめての実験 | お母さん、火って何から出来ているの?(旧)

お母さん、火って何から出来ているの?(旧)

イラストレーター古田真理子の、子どもと格闘する家庭学習の記録。またはお仕事の記録。

ハナがどこからか、こんなものを見つけてきました。


お母さん、火って何から出来ているの?
温度によって色が変わるという、サーモインクのボトル。
これは以前、タロウが通っている実験教室で「温度の実験」を行ったときに、家庭用教材としてもらったものです。


お母さん、火って何から出来ているの?
「あおー!」


お母さん、火って何から出来ているの?
「うん、青だねー。にーにのインクだよ」


なんて会話をしていたのですが。


お母さん、火って何から出来ているの?
「ピーチ(ピンク)ない!」


と言い出したハナ。 


???


お母さん、火って何から出来ているの?
「え?ピンクがない?」


いぶかしる私に焦れたのか、おもむろにハナは私の手を取り、タロウのオモチャ棚のところへ私を連れて行き。

お母さん、火って何から出来ているの?
「ピッチー!(ピンク) ないのー!」


と、さらに主張。


あああ! 


実はこのインクボトルは、周りの温度に反応して青色からピンク色に、色が変化するのですが。

どうやら、ハナは、このインクボトルがピンク色になったときのことを覚えていて、(同形の)ピンク色のボトルがない、と訴えているらしい。




お母さん、火って何から出来ているの?
「ハナちゃん! これはねぇ、ピンク色のボトルでもあるんだよ。
 青から、ピンクに色がかわるの!
 いいもの見せてあげるね」



てなことで、お湯を入れたコップを用意し、おもむろに実験を開始してみることにしました。

ハナにとっては、はじめての実験です!



お母さん、火って何から出来ているの?
「このコップに、このボトルを入れてみて」

私に言われ、ポッチャンと、ボトルを暖かいお湯の入ったコップにつけたハナ。

お母さん、火って何から出来ているの?
「どうなるかなー」


すると時間がたつにつれ、青色のインクがピンク色に変化してきました。


お母さん、火って何から出来ているの?
「あっ、色がかわった!」


お母さん、火って何から出来ているの?
「ピッチー!(ピンク)」


お母さん、火って何から出来ているの?
「ピンクに変わったねー!面白いねー。
 じゃぁ、今度はこの冷たいお水に、ボトルを入れてみて」


お母さん、火って何から出来ているの?
「どうなるかなー」

お母さん、火って何から出来ているの?
「あっ、今度は青に変わった!」





この、「色が変わる」実験がハナはたいそうお気に召したようで、その後私がその場を去ったあとも何度も、ボトルを水に出したり入れたり、お湯に出したり入れたりを繰り返していました。



お母さん、火って何から出来ているの?
「ふしぎー…」





。。。

このサーモインクのボトルは非売品ですが、最近はこんなオモチャも売られているようなので、こんなので「実験」が出来るかもしれませんね。

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これらもサーモインクの仕組みを利用したオモチャです。
「色が変わる」って、子供にとっては魅力的な現象みたい。




。。。


ま、今回は「実験」と銘打ちつつも、やることは本当に些細なことでしたけど(笑)


ハナがピンクのボトルに「ない」と気づき、青色ボトルがピンクボトルに変身することを「発見」したのは、面白かったなーと。




目の前の現象に「なぜだろう」と考えながら挑み、
試行錯誤することで「原因」を究明する、ということこそが、
実験、いや科学そのもののはじまりなのかもしれませんね。

お母さん、火って何から出来ているの?
子供は遊びのなかで、こんな「実験」を繰り返しているのでしょうが、
傍らで見ている親としては、その実験のなかで
「原因」と「結果」を関連づけさせてあげるような、
うまい誘導の仕方が要なのかなーと思ったりします。

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