『ビューティ・インサイド』ネタバレ⑧ | ほぼテンダネスのブログ

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プロポーズされたイスは、悲しい表情をしてうつむく。
ウジンはちょっと慌てて
「冗談だよ」と軽く笑う。
「・・・いいワインだ」そして黙ってしまった。


車でイスを家に送る。
イス「怒った?」
ウジン「いや」
『結婚って・・・僕の欲だったんだろうか』

イス「ちょっと止めて」
車を道路脇に止める
イス「結婚前に考えることが山ほどある。
あなたは考えてみた?
家族にどう紹介するか・・・そんなことも考えないと」
ウジン「イス。僕は朝 君が帰ってしまう度にずっと考えていた。
一生一緒にいたいって」
イスは今まで溜まっていた気持ちを爆発させる
「あなたはなぜ自分勝手なの?
慣れるのに時間がかかるでしょ。
今も毎朝鏡を見て、視力や足のサイズを測る。
私もそうよ。
見慣れない姿のあなたをあなたとして受け入れるのは、やっぱり時間がかかるの。
私でさえこうなのに、周りの人は?
 私の家族は?どう説明したらいいの?」

『イスの言う通りだ。だからもっと腹が立った』

「結婚は確信があっても難しい。
私のことを考えずに結婚しようだなんて、確信が持てると思う?
私だって頑張ってるの」涙ぐむイス。

ウジンは再び車を走らせる。
イス「少し時間をくれない?」
ウジン「僕は大丈夫だ。気にしないでくれ」
イス「ねえ、私の方を見て」

『同じ気持ちだと思っていたのに。もしかしてすれ違いの愛だったのかもしれない』

イスは精神科の医師に相談した事を思い出していた。
女医「あなたは彼を見つけられますか?」
イス「彼が私を見つけるって。黙って手を握ったら僕だと気づいてって。
でもね、先生。私の手を握ってくれる彼は、知らない人なんです。私を見て笑ってる。
つられて私も笑う。慣れるには1日が短すぎます」
女医「最近ストレスを感じる事は?」
イス「彼が私を触る時、この人が彼だって何度も自分に言い聞かせます。
でも確信できない。目を閉じて彼を感じてみるすると落ち着きます」
イスは泣き出してしまう。
「私が変になっていくみたい・・・」
女医「終わりにしたい?」
イスは小刻みに首を振る
「彼は私なしではダメなんです」
女医「正直に打ち明けて、悩みを共有するのはどう?1人で悩んでいたら心の傷がだんだん深くなり やがてそれが体に表れますよ」

精神科医が言っていた通り、イスの体調は最悪だった。
「めまいがする」鞄から薬を取り出し、何錠か慌てて飲む。
運転していたウジンはイスの様子がおかしいのに気づき、急いで病院に連れて行った。
点滴をして眠っている彼女を見る。
イスが強い精神安定剤を飲んでいるなんて知らなかった。
イスが持っていた精神科病院での録音をウジンは再生する。
「薬では解決できません。彼とはしばらく会わない方がいいと思います」

『僕にはわからない。どうして隠していたのか、苦しんでいたのか。
僕は今まで無謀な夢を見ていたのだろうか』

朝になり ウジンは女性〈 『悲しき恋歌』のコ・アソンの姿〉になっていた。

『思い返せばイスは僕に訴えかけていた。
僕が愛に溺れて、見えていなかっただけ』

〈コ・アソンの姿の 〉ウジンは手芸店に行く。
「母さん・・・」
「何かあった?」
二人で居酒屋に行く「娘と飲んでるみたいで嬉しいわ」
ウジンは辛そうだが、何も話さない。
母「イスは精神安定剤を飲んでるって?」
顔を上げて母の言葉を待つ。
母「あの頃と同じだわ。まだ他に方法が見つからないのね」
ウジン「何の話?」

母「イスはきっと大丈夫。お前と会わなければだんだん良くなるわ」
ウジン「どういう意味?」
覚悟を決めたようにゆっくり話す母
「お前は お父さんとおなじ。お父さんも毎日姿が変わったの」
初めて聞く話だ。
母「彼を好きだった。皆に陰口を言われたわ。毎日 男を取り替える女だと。
最初は無視したけど、花見に行った日、少し離れた間に顔を忘れてしまった。
朝、確かに一緒に来たのにあの人の顔が思い出せなくなったの。
急に思ったわ、彼に何かあっても私は気づかない。彼が消えたら私は見つけられない。
あれ以来とても辛くて・・・だから、怖かった」
ウジンは苦しくなる
母「ある日お金と手紙だけを残して、彼が消えた。
〝僕と違う人生を生きて欲しい〟
彼が消えたのは、私のせいよ。彼を出て行かせたの」
ウジンの目から涙が落ちた
母「イスも苦しんでる。誰にも言えないから怖いと思うわ」
悲しい気持ちは一気に苛立ちへと変わる。
ウジン「なぜ僕に黙ってたの?父さんのように僕も怪物だから?」
母はうつむき目を瞬いてる。
ウジン「父さんは出ていった。僕も出ていくべき?
母さんと同じように、イスも今辛いんだよね」
母は悲しそうな顔で でも何も言えない。
「母さん。イスをどうしよう」
途方に暮れながら 声をあげずに泣いた。