『運勢ロマンス』グルグルpart8 | ほぼテンダネスのブログ

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少し間が空きました『 運勢ロマンス』の話です。

「シム・ボニ!」
彼が来てくれた。横断歩道の向こうで信号が変わるのを待っている。
スホは花束を掲げ微笑んでいる。

   絶対違うわ、だって彼は笑っているもの
信号が青になり、二人同時に駆け出す。

突然、車のタイヤが軋む音がする
歩行者信号は青なのに、スピードを上げた車がボニに突っ込んできた
すぐに気づいたスホが、ボニを突き飛ばし、
跳ねられてしまった。


倒れたボニの耳に聞こえた ドンという鈍い音。
止まる時間。
ボニが体を引きずるようにして起き上がると、
ピンクの花束がタイヤの側に落ちている。
ボニ「だめ・・・」覗き込むと血にまみれたスホの腕が見えた。
これ以上近づくと彼が助からない気がして、その場から離れる。
私のせいだ・・・
私が悪いんだ・・・交際したから・・・
私が愛したからだ・・・
愛してはいけなかったのに
その後病院に行ったボニは、意識がなく腕にギブスをしたスホを見つめてから、姿を消した。

「ボニさん・・・」
スホが病院で目を覚ますと、すぐに何が起こったかを思い出し、ボニが一緒に入院していないか見舞いに来ていた(友達)エイミーに聞く。
「あなたが、全身打撲と腕の骨折だけで済んでよかったわ。
ボニさんに、電話であなたの事をたのまれたのよ。何があったの?」
エイミーには詳しく話さず、礼だけ言って帰ってもらう。
エイミーが帰った後、慌てて病室に入ってきた両親は、スホが無事でホッとする。スホは両親に愛されている事を実感した。

ボニと連絡がつかないので、やむなく留守電録音する。できるだけ明るい声で、優しく。
「ジャーン!俺だよ。
・・・驚いただろ?俺の怪我は たいしたことないよ。だからあまり心配するな。
早くきて怪我が早く治る呪文を書いてくれ。待ってるよ。
・・・シム・ボニ〜会いたいよ」


彼が傷つくのを見たくない、もう限界。妹ボラの時のように離れて幸せを祈る。
そんな考えに囚われたボニは会社を辞め、ボラを転院させ、引っ越す。
スホは病院を抜け出し、ボニを探すが見つからない。ボラの病院の看護婦も「ごめんなさい、絶対に転院先を教えるなと言われてる」と申し訳なさげ。

ボニが最後の電話で『大丈夫だと言って・・・』と泣いていた事を思い出すにつれて、占い師への怒りが湧き上がってくる。
占い師の家に飛び込むスホ

「シム・ボニを知ってるな?彼女に何を言った?それがわかれば呪いも解けるはず。ここが全ての始まりだから」
「ワシは天から教えてもらった事をそのまま伝えるだけ。どうするかは本人次第」
「(ふん、と鼻息)彼女といると俺は死ぬのか?誰が決めたんだ!?」
「ワシも彼女が心配だ。あの子に生きていて欲しい」
「生きて欲しいんなら生きる術をおしえろよ!疫病神だと言われて生きていたいと思うか!?
運命を語って弱い心につけ込むな。
あんたが気まぐれで追い詰めたシム・ボニが、俺には全てなんだ!」

300以上ある療養所に片っ端から電話をして、ボラの転院場所、ボニの居場所を探そうとしたが見つからない。
エイミーから、ゴヌクが何か知ってそうだと聞き、ゴヌクにメールや電話をし続け、やっと会える。
スホに根負けしたゴヌク。ボニの様子が抜け殻のようで、スホがいないとだめだと 居場所を教えてくれる。
そしてスホは、これからどうするべきか考えた。

スホに会いたいボニは、何度も彼の姿を夢見る。窓辺に佇む彼、廊下の椅子で微笑む彼。
そして、外のベンチに座る彼の幻に話しかける。
「黙って去ってごめんね。隣にいられなくてごめん。私が、こんな人でごめんなさい。
最後に見たあなたは辛そうだったけど、元気な顔を見せてくれてありがとう。」
その時近くの物陰に立っていたスホは、そんなボニの独り言が聞こえていた。そして改めて決心をする。

ボニが療養所に入って行こうとする所を引き止める。
「シム・ボニ。ボニさん!」
向かい合うふたり。
「連れ戻しにきたわけじゃない。俺は別れにきた。ボニさんと別れる」
はっとするボニ。
「急にいなくなるなよ。別れたいならそう言えばいいのに」
ボニはうつむく。
「大事なのは最後の記憶だと前に言っただろ?」その言葉に顔を上げ、彼の目を見る。
「行こう。ちゃんと・・・別れに。これで最後だ。」
二人で少し離れて緑の並木道を歩く。
小川を渡り、ベンチに座る
ボニ「すごく痛かった?」
スホ「少しだけ。ボラは元気?」
ボニ「順調に回復してる」
スホがうなずく。
ボニ「ちゃんと食べてる?ちゃんと寝てる?」
スホ「ああ。」
またしばらく歩いたが、道が途切れる。
ボニ「───道が終わったわ」
スホ「そうだな。ここまでだ」
少しボニに近づく。
「愛する人はみんないなくなるって言ってたな。俺はどこへも行かない。ずっと君を待っている。
だから君が来てくれ。一年かかろうが十年かかろうがかまわない。頑張って、俺の所へ来い」彼女をぎゅっと抱きしめる。
「アンニョン(さよなら)・・・」そう言ってスホは離れていった。
ボニの目から涙が一筋流れた「・・・アンニョン」



〜〜
韓流ドラマ定番の『交通事故』ですね。
昔っから色んなドラマでやってますw
書いていて苦笑してしまいました。
目に見える不幸=交通事故だからかな
ストーリー展開として使いやすいから?
ほぼテンとしては、まぁ・・・うーん、今回はアリという事で(^ω^;)