きのこくん

幼稚園年少

31週1,772gで出生

3歳でアスペルガー症候群

4歳で発達性協調運動障害疑い

と診断される

いちごちゃん

中学一年生

別室登校中

「感受性が強くとても繊細」と

小1の担任に将来を心配されていた

きのこくんのプロフィール

精神障害者保健福祉手帳を申請するため診断書を作成してもらいました

「事前に用紙をコピーの上、書けるところは書いてきて下さい」と言われたので記入してみたものの、幼児の生活能力なんて『援助があればできる』がほとんどなんじゃないのかなぁ

子どもの場合は年齢相応かどうかで判断するみたいですが、金銭管理や買い物などやらせたことがない項目は判断が難しい…

一般的な4歳児がどれ位できるかわからないし

先生が言うには、自販機にお金を入れて(親が用意して渡す、いくらかわからなくて良い)、ボタンを押して、ジュースを買えたらだそうです

年齢相応のことができるなら「困り事はないですね」で手帳申請できないので、診断書に書くネタを探しました

きのこくんの場合は

見通しの持てない園の行事で荒れる

先生がマンツーマンで対応する必要がある

担任の先生には援助を求められるが、慣れない先生には伝えられない

鬼ごっこなどの簡単な遊びはできるが、ルールが複雑になると遊べない

偏食で白米と牛乳しか食べないことが多く、今後栄養上の問題が起こる可能性が高い

基本的に単一の味を好むと伝えたところ、

味もそうだがAとBを一緒に口に入れた時にどう食べていいのかわからない

例えばASDの子は汁物の汁と具を別々に食べることが多い

ある時「こう食べたらいいんだ」と気付き、突然食べられるようになることがある

この積み重ねで段々偏食がなくなっていく、とのこと

洗顔できない

濡らしたガーゼハンカチで自分で拭いています

寝付きも寝起きも悪い

「10〜20分はかかっているが、どれ位で眠っているか正確な時間は寝落ちしてしまってわからない」と正直に答えましたが、「もう赤ちゃんじゃないから寝落ちしちゃっても大丈夫だよ」と優しく言ってもらえました

入眠は決まった手順がないため難しいみたいです

病気やケガを報告することができない

小児科を受診した時に暴れる

予防接種や検査は勿論、通常の診察でも嫌がるので看護師さんと押さえつけています

それで更に印象が悪くなるんだろうな

服薬もシロップは

粉薬をもらって練乳やアイスに混ぜています

危機管理能力がない

きのこくんは車、刃物、火、水などに対して危険という意識が希薄です

「患者さんにも池に落ちて亡くなってしまった子がいる。フェンスに穴が空いていてそこをすり抜けたらしいが、ASDの子は『ここを通らなきゃ』と誤認識しちゃうんだよ」

きのこくんも通学路に大きな溜池があり、鯉や亀が好きなので危ないなと思います

公共交通機関は短時間であれば利用できるが長時間は難しい

こうして列挙すると多少脚色してあるとは言え、なかなか手がかかる子だなぁ…

続きます

診断書作成