入社日
所長から1日の流れや仕入先、得意先の説明。
システムの説明などをしていただく。
仕事の話であれば普通の所長だ。
ちょっと細かい感じがするぐらいだろうか。
隣の席には入社2年目の先輩、亀川さん。
まだ、転勤で来られているのを知らなかったが、言葉の語尾が
関西に近かったので関東の人間じゃないのはわかった。
「よろしくお願いします。」と挨拶をした。
「よろしく。」と気さくな感じでとても人のよさそうな方でホッとした。
所内は何かギクシャクした感じが否めない。
するといくつかのことに気づく。
1、亀川さんと軽野さんは話すことが無い。
2、所長と田部さんも話すことが無い。
3、軽野さんはキーボードを叩くのが強い(音が半端じゃない)
1日で何が分かるという感じだが、明らかにお互いを避けている。
むしろ見ていておもしろい。
そのわけは後に分かることなのだがとにかく自分自身は当たり障りの無いように
勤めることを心がけた。
業務についての質問はしばらくの間、玉川さんに聞くようにと指示を受けるも
何をしたら良いかわからないので逐一聞くことで時間をつぶしていった。
隣の倉庫で亀川さんと話す機会があった。
「所内っていつもこんなピリピリな感じなんですか?」と聞くと
「まーね。その内わかるペーペー君も」と意味深な言葉。
「そうですよね。その内、色々と教えてください」と言い
今日は定時で帰ることに。
初日にしては色々な情報を入手できた。
人と仲良くするにはその人の内情や、性格をいち早く察知したくてはと
思っていたのでまずまずの入社初日であった。
続く