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前回の日記『元妻vs元夫』で予告した通り、
昨日の深夜、日付的には今日の0時15分からの回で
『ハート・ロッカー』を観てまいりました!



※ネタバレ注意ですよ~※
※ネタバレ注意ですよ~※
※ネタバレ注意ですよ~※



深夜のレイトショーと言うことで、眠気が少々気になったため
途中コンビニによりリポビタンDを2本購入し
ファイト2発でこのハート・ロッカーに挑みました。
ちなみにこのハート・ロッカーの原題は『The Hurt Locker』
心臓や心の“heart”ではないんですね。
ロッカーも“Rock”ではなく“Lock”の方。
どうやらスラングで“行きたくない場所” “棺桶”を表す言葉らしい。
それは「追い詰められている状態」や「極限状態」をも意味する。

映画の舞台はイラクのバクダッド。
9.11テロ以降、イラクに駐屯するアメリカ軍爆弾処理班のお話。
タイトルの意味を知るとなるほどと思いました。
冒頭では「戦争とは麻薬である」と言う文章が流れます。
そして本編スタートし、いきなり爆弾処理のシーンから始まります。
その後も爆弾処理のシーンが続き3発連続で緊張のつるべ打ちにあいます。
観ているこちらもまさに「極限状態」に陥るわけですが、
この時には心配の眠気はすっ飛んでいました。
ファイト2発はいらなかった。。。
このストーリーで寝るなんて考えられない。

主人公の爆弾処理班の一人ジェームズは(あれっ、元旦那の名前もジェームズですが?)
国連施設のすぐ横停められた車のトランクに仕掛けられた
たくさんの爆弾を見ると、身体を保護する頑丈なボディースーツとヘルメットを脱ぎ捨て、
仲間に「どうせ死ぬなら気持ちよく死にたい」と言い、
車に積まれた爆弾の処理に向かう…そんな男です。

これまでに何個の爆弾を処理をしたかと聴かれ
「800発…(正確には?と聴かれ)873発」と答えるのですが、
完全に『脳内麻薬』が出ているかのような姿と
冒頭に流れた「戦争は麻薬である」の文字がとても強烈にリンクした。

正直ヘタなホラー映画よりよっぽど怖いです。
ここまで死と隣り合わせな職業は他では考えられない。
爆弾処理班のジェームズ、サンボーン、エルドリッジ、
この3人それぞれの心理描写は物凄く魅力だと思いました。
120分以上の間、常に心臓が飛び出そうになる映画は初めてでした。


明日はいよいよ第82回アカデミー賞の発表です!


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