くろこのブログ

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違う世界から、誘いの手が・・・。

 

知り合いから、手伝ってほしいことがあると、連絡があった。

「当事者の会」のようなもの?

 

私には、まったく経験のない世界だ。

何か手伝えることなんて、あるんだろうか?

 

でも、何か・・・あるのかもしれない。

心が動く。

 

今までの世界と、新しい世界・・・。

ふたつの世界を行く。

それも、いいのかも。

 

声をかけてもらえるのだったら、

やれることは、何でもやってみよう。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

少しの間、ここをお休みいたします。

バス旅行!

ある、友の会の日帰り旅行。

 

一般友の会会員…30人くらい。

ろう者2人。

難聴者1人。

手話サークル員3人。

 

海浜公園で、花を見た。まだちょっと早め。

でも、潮風を感じ、気分はわくわく。

丘の上からは、海が見えた。

海なし県の私たちにとって、海は最高!

 

お待ちかねの、ホテルでのお昼ご飯。

ふと気づくと、難聴者Aさんが、トイレに行ったまま帰ってこない。

サークル員が、

「くろこさん、Aさんさっき、お腹が痛いと言ったまま、

帰ってこないので、トイレに行ったけど、返事がないのよ~」

 

まあ、それはそうだろう。

 

トイレに行き、一応ノックしたが、もちろん返事はない。

私は、背が162㎝ある。

ドアの上に手が出るぞ。

 

中から見えるように、指を動かした。

指先は見えるはず。

ビックリさせるといけないので、

指文字で「く・ろ・こ  く・ろ・こ・・・」と何度もやった。

 

少しすると気づいたようで、出てきた。

真っ白な顔で、貧血を起こしているようだ。

 

ホテルの人に話し、ロビーに横になって休んでもらった。

このホテルを出るまでに、あと1時間はある。

回復するといいなと思った。

 

私たちのグループ6人の中で、

日帰り温泉に入る申し込みをしたのは、私だけ。

しかし、こんなときに、

「温泉に入っている場合ではないや」、と思ったが、

あとでAさんに、

「え?私のために、温泉に入れなかったの?」

と気を使わせたくなかったので、

後は、ほかのサークル員にまかせて、あえて私は、温泉に。

 

いや~~、申し訳ないが、いい温泉だった。

何でみんな申し込まないんだろう?

参加者40人くらいの中で、

日帰り温泉入浴希望者は5人くらいだった。

 

こんな状況の中で、のんびりとしづらいといいつつ、

温まってしまった。

 

露天風呂から見える、海~。

こんなに近いわ~!

はるか遠方には船。

打ち寄せてくる波。

いいな~。

 

25分の早風呂で戻った。

Aさんは、血の気が戻り回復したようだ。

よかった~。

 

さて、次は、海産物のお店2軒に寄るわよ。

 

いろいろあったけど、いろいろ考えることもあるけど、

日頃の手話仲間と日帰り旅行、楽しかったな。

 

 

 

 

ある友の会の旅行に行ってきた。

 

ろう者が2人、難聴者が1人行くと言うので、

手話サークルの友達3人も参加。

 

 

あいさつは通訳するんだろうか?

だれが?・・・私だよね?

一般道のときには、通訳をした。

シートベルトはできない。

あ・・・と思ったが、仕方がない、やるしかない。

 

そのうち高速道路へ。

この状態で通訳は無理。前には出なかった。

 

そこへまた、インフォメーションが始まった。

サークル員が、

「くろこさん、さっき、ろう者が通訳してほしそうだったよ」

と言ってくる。

高速道路でシートベルトをしなくてはダメだから、

通訳は無理。

ろう者の後ろの席から、タブレットに手書きをして要点を伝える。

でも途中から、無理だ~…。

 

え~い、もういいや。

バスの前の座席に座り通訳をした。

バスって、通訳に適さないってつくづく思った。

見ると、友の会の役員さんは、高速道路走行中にもかかわらず、

お茶やお菓子の差し入れを配っている。

旅行会社の添乗員さんも、アンケート用紙を配っている。

 

みんな命がけっていうか、違反だね。

 

普通の旅行などは、目的地まで静かにしているものだが、

友の会ということで、レクリエーションを兼ねているのだ。

ゲーム大会が始まった。

 

ゲーム大会やるのか・・・。

通訳付けるしかないよね。

 

ろう協の旅行のときは、こんなことはない。

お互いに打ち合わせをしているので、安心だ。

 

こういう、一般参加の友の会のような旅行は、

どうしたもんだろう?

 

通訳派遣を頼まれていれば、また違った動きになるのだろう。

しかし、この場合、通訳派遣対象ではない。

だからと言って、斡旋にはならない。

友達同士の個人参加となるとね・・・。

 

でも、現実はこういう機会の方が多いんだよね。

 

 

 

 

 

 

ここ数日暖かい。

息子から、

「カメが冬眠から覚めたらしい、見る?」

と言われた。

家の裏にある、池にカメを放す。

今日は、進水式? ん?浸水式? ??

 

お~ぅ・・・。池の端に、カメコーナーが新設されていた。

かわいいねぇ。

チャポ~ン。見ると、頭、手足を思いっきり伸ばしていた。

冬眠していたせいか、甲羅は大きくなっていなかった。

「カメ子ちゃん、おはよう~」

 

 

今年度も、5月から県で通訳Ⅰの講座が始まる。

当地域からも、10人弱の人が行くことになる。

 

当市では、手話奉仕員養成講座終了後、試験がある。

この試験に合格した人のみに、通訳Ⅰの受講資格がある。

(ただし、入講試験がある)

 

通訳Ⅰを学ぶ理由は、

①通訳者になりたいという人、

②いえいえ、通訳者になりたくはないが、手話がうまくなりたいだけ。

というふうに分かれていた。

 

う~ん・・・どっちもありかな・・・と思っていた。

 

しかし、今の合格者の様子を見ていると、

本当に狭き門になっているなと思う。

当県は合格率2割を切っている。

合格者も年々若くなっている。40代~50代前半。

 

①の人は、当市では、ほぼ30代~40代が数人。

②の人は60代中ごろが数人。

 

きれいに分かれた。

 

今までは、②の人に、聞かれると、

「通訳者になる、なんて今は思っていなくても、

とにかく行って学んでくることは大切だよ。

行けば絶対、知識が増える。

学ぶ場があるっていいことだよ。

手話技術だけではないことも得られるって思うよ。

年齢なんて関係ないよ、70才で合格した人もいるって聞いたよ」

と本気で言ってきた。

 

でも、ここ1~2年、様子を見ていると、

なんか違うかな?って思えてきた。

 

やはり①と思っている人だけが通うべきかな?

通訳者になりたいという強い気持ちが必要だと思う。

それには、年齢は関係ない。

目標を持ち、何歳でも、何度でも挑戦してほしい。

結果は問題ではないと思う。

 

 

でも、②の、

通訳者になんて(60代中頃だから)考えていないけど・・・。

とにかくどこまで行けるか、やってみたいんです。

 

今までは、②の人にも「がんばれ~」って言っていたけど、

今は、口には出してはいけない、何かがある。

 

う~ん・・・・・・・。

でも、でも・・・でも、

「手話ができる人が増えるって、どんな形でも良いことなのだろう」

とも・・・思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

難聴者Kさんからメールがあった。

「面接がある、一緒に行ってほしい」

 

いいですよ~、と返信。

 

知り合いに紹介してもらったという、小さな沖縄料理&カフェだった。

どうも、普通の店ではないな・・・。

 

NPOでやっている。

ランチ時のみの営業。

「子ども食堂」を月に1回、兼ねている。

(孤食の子供に食事を提供し、安心して過ごせる場所)

 

こんな場所があるんだ・・・。

でも、新聞で見たことがあるような・・・?

 

条件は、1週間に2~3日くらい。1日4時間。

店の準備から始まり、皿洗いや片付け。

 

慣れてきたら、1週間に2日、1日4時間。

別の場所にあるサポートセンターの、パソコンワーク。

時給は800円(研修中は780円)

2つの仕事を合わせると、週4~5日勤務になる。

 

Kさんは、聞こえないことの理解を、細かに話していた。

 

今までの自分の悪い癖は、

言われたことを、本当は、全部はわかっていないけど、

わかったふりをしてしまう。

後で、食い違いが出て、怒られて苦しかった。

 

これを本当に直したいと思う。

だから、大切なことは書いてほしい。

今まで、自分の気持ちを言いづらかった。

でも、これからは伝えていきたい。

 

がんばれKさん。

採用が決まり、涙ぐんでいた。

 

今度、お客として食事に来ようと思った。

先日、昼のサークルの総会が無事に終わった。

 

終了時間になり、では解散!という時、

サークル創立者のKさんが、

「一言よろしいでしょうか。

私は、本日を持ちまして、退会いたします」

と短く言った。

 

みんな、ビックリした。聞いてないよ~。

 

今、60代中ごろ、違うことをやってみたいという。

新しいことに挑戦するのには、

最後のチャンスかもしれないから・・・。

 

もう20年くらいになるのだろうか・・・。

手話サークルを、友達を集め創立し、

ろう者にも来ていただいた。

 

サークルが軌道に乗ってからは、

会長職は輪番制になった。

ここ数年は、運営にかかわる発言もなくなった。

 

退会・・・わかるような気がする。

手話? もういいかな・・・?

手話マジックが解けた瞬間なんだろう。

 

そうなると、創立当時のメンバーは1人になった。

古き、良き時代の手話サークルを知っているのは、

その後入った、私を含め、もう3人だけ。

創立当時の仲間たちは、ほとんど辞めていってしまった。

 

今の会員の19人の中で、

手話奉仕員養成講座を修了していない人は、1人だけ。

 

なんだか、あのころの仲間どうしているのだろう。

なつかしく、会いたくなった。

昔は、手話が無条件に楽しかったな~。

今も手話は楽しいけど、あのころとは違う。

 

昔が懐かしくなるとは・・・。ね。

 

先日、となり町に住む息子家族が来た。

そこへ、ろう者から、メール。

「野菜があるから、取りに来て~」

 

ありがたい。

さっそく行こうとしたら、孫が、

「ばあば、どこ行くの?あたしも行く」

 

そこで、孫2人(小4・小1)を連れて、ろう者宅に。

孫は、自分の名前とあいさつ程度はできる。

ちょっと部屋に上がり、

お茶とお菓子をいただき、早々に帰った。

 

帰りの車の中で、上の小学4年の孫が、

「あのね、あたし、手話を見ていたら、

聞こえない人が、何て言っているのか、

だいたいわかったよ」

 

え??

孫は、読み取りができるわけではない。

私が通訳したわけでもない。

意外な言葉だった。

 

孫には、ろう者の思いが通じたのだろうか?

孫に、ろう者の言葉をキャッチする何かが・・・?

 

手話というのは、たぶん・・・

純粋に、見てわかる言語なのだろうかと思った。

 

お昼は、うどんにしたら息子が、

「お昼はうどんか~。

昨日、ふ~ちゃん(孫)が、

『明日は、ばあばの家で、うどんが食べたい』

って言ってたよ~、おどろいたな!」

 

今までに、食事にうどんを出したことはほとんどない。

なんという偶然??

孫から、(うどんが食べたい~)と、

念力が送られてきたのかと思った。

 

 

 

 

いよいよ4月。

新しいスタート感がする月ですね。

 

4月から1年間は用事が、1つ減る。

 

そこで、昨年4月からちょうど1年間休んでいた、

デフサロンに復活しようかなと思った。

 

ここから車で50分、もう、体力的には、

毎週通うのは無理かな~って思っていた。

 

でも、今日、昼風呂に入っていた時、

「あ、電車でいけばいいんだ」

と、思いついた。

何で気づかなかったんだろう?

 

昨年度は忙しくて、

それさえ思いつかない状態だったのだろう。

 

デフサロンの主催者のろう者にメールをした。

「お待ちしています」と返信あり。

 

やっぱり、私、

ろう者ともっと触れ合いたいのだなって思った。

 

 

 

難聴さんのKさんと、センター入り口で待ち合わせた。

受付の人に案内され、2人で個室に入った。

 

担当の人は、耳が聞こえないということで、

質問をメモに書いてくれた。

それに難聴者が答えるというやり方だった。

 

担当者は、5~6cmのメモ用紙(ポストイット)を、

30枚くらい持っていた。

一つの質問にメモ用紙1枚。

書いてはテーブルにペタリ、ペタリ。

なるほど・・・良いやり方だなと思った。

 

今までのことを聞くのに、2時間も使ってくれた。

本当に、細かく、ていねいに、

今まで、どんな仕事をしてきたのか、

これから、どんな仕事がしたいのか、

配慮してほしい点などを聞いていた。

 

メモ用紙は使い切ってしまった。

 なんと優しい人なんだろう。

 

今まで、市役所や、社協で、嫌なことをたくさん見てきた。

信じられない・・・神対応だと思った。

この機関がそうなんだろうか?

この担当者がそうなんだろうか?

 

もう、4時近くなり、聞き取りは終了。

担当者が、

「では、今からハローワークに行ってみますか?」

え、え? 今から同行してくれるの?

なんという対応の速さ。

 

「くろこさんも、行きますか?」

 

私の役目は、ここにつなげるだけと、遠慮した。

これからは、このセンターと、本人に任せたいと思った。

 

玄関に出ると、小雨で薄暗くなっていた。

担当者の車と、難聴者Kさんの車を見送った。

 

本当にありがたいと思った。

 

夜、メールが来た。

ハローワークの対応が良かったこと。

これからは、遠慮しないで、ハローワークに

「この会社に電話で聞いてください」と言おうと思ったこと。

時間をかけ、探していけそうな気がしたこと。

 

 

難聴者Kさんとは、

これからも長い付き合いになるような気がした。

 

 

友達の、重度身障のTさんの家に行ったとき、

「くろこちゃんは、手話ができるよね。

耳が聞こえない人がいるんだけど、会ってやって」

 

40代、5年前に突然失聴した。

障害者手帳2級。

仕事を探す手伝いをしてほしい。

 

数日後、身障のTさんの家で会った。

手話はまったくできないので、筆談。

でも、口形で、読み取ってる。

 

 

聞こえなくなった頃、離職。

やっと落ち着き、仕事を探している。

ハローワークに登録し、何回か行っているが、うまくいかない。

障害者支援センターにも行ったが・・・。

重度身障のTさんに相談をしていたようだ。

 

チラシで働きたいところを見つけたが、

問い合わせの電話ができない。

 

私が電話をしてみた。

身障者の施設支援員の募集だった。

やはり、耳が聞こえないのではムリだと言われた。

身障者の訴えを聞くことができない。

 

聞いてみた。

「聞こえの障害がある人が働けるところはありませんか?」

親切な採用担当の人から、

「働きたい障害者と一般企業を、

つないでくれるところがありますよ。

そこに相談してみたらどうですか?」

 

え?…そんなとこあるの?

 

そのセンターに登録すれば、

ハローワークにも同行してくれ、

希望の会社を見つけたときも、会社見学に同行してくれる。

採用されてからも、

しばらくの間、様子を見ながらサポートをしてくれる。

 

知らなかった・・・。

ハローワークの、障がい者枠で探すのかと思っていた。

これにサポートが付くのだ。

 

さっそく登録の予約をした。

一緒に行く約束をして別れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

午前中、ドコモショップに行ってきた。

 

70代前半のろう者。

携帯からスマホに・・・

ネットを光回線に・・・

そして今度はタブレット。

 

下見のときは、ある程度は、何回も、

ろう者自身が筆談でやっている。

契約の地点で、「くろこ、来てください」という。

 

スマホとタブレット持ち、そしてスカイプも。

そんなふうに変わっていく様子をそばで見ていた。

 

決めたことで、失敗も何回もあった。

みんなが、「こっちのほうが良いよ」と言っても、聞き入れない。

少し経つと、自分が失敗したことがわかる。

「〇〇さんの言っていたことは、こういうことか」

と気づくという。

 

とにかく、失敗を繰り返すことを辞めないで、

人の言うことは聞き入れず、やってみて、

あれ?・・・ちがうな~。

「私が悪いんだ・・・。反省だよ」と言う。

 

わたし、これって、いいなっておもう。

この行動力には、脱帽するわ。

 

そうよ、自分の思う通りに、とにかくやってみるのよ。

 

今回、訪問サポートを頼んだ。

日にちは決まったが、訪問時間は、

前日、私の携帯に連絡が来るそうだ。

ろう者ということで、配慮をされたようだ。

 

しかし、決められた日にちが都合が悪くなった時のキャンセルは、

連絡先である私からでは、「ダメです」と言われた。

 

ろう者なので、「都合が悪くなったときは、

この店に来て、直接話してください」と言うことだった。

 

訪問時間の連絡のやり取りは、連絡先の私でOKで、

キャンセルは、本人が来店、ということだ。

 

それって・・・。

本人が体調が悪くてキャンセルしたいときは、

ろう者は、這ってでも行かなければならない、

ってことね。

 

ピキ~ン!!

「ひとこと、言いたい!」って思ったが、

 

「あ・・・、くろこいいよ。体は丈夫だから。

病気なんてしないよ。キャンセルはしないよ」

 

来店して、すでに3時間。

顔を見合わせ、「もう疲れたよね~」