隣人を愛して幸福だろうか
けれど自愛は当たり前にそこにあったはずなのに、
なくしたり忘れたに過ぎないのではないのか
自愛のために隣人を愛すること
ゆとりがないと、とてもとても出来なさそう
かの聖人はどうたったのだろう
自分への愛を忘れてしまったから人を愛するようになったのか
それとも清貧でさえ幸せはないと知っていたのか
隣人を愛することにしか
空は青、
明るく励ましてくれているのか
それとも僕の心模様を皮肉っているのか
空は黒、
いたずらに暴力をふるっているだけなのか
それとも僕と一緒に泣いてくれているのか
いつだって世界は僕を好きでいない
けど嫌いでもいない
いつだって僕が世界を好きでいて
そして嫌いでいる
でも不思議だね
僕が好きじゃない世界は僕を嫌っていて
僕が好きな世界は僕を愛してくれる
そう見えるだけなんだけど、僕にとってはそれがすべてなんだ