観覧席での話。
予め持ち物を置いて席を確保するのが暗黙のルール。出遅れると良い席は当然なくなる。
この日はさほど早くなかったけど良い席が確保できた。
所用を済ませ席につこうとすると、私の席にかなり被さり気味で立って観覧しようとする女性。
『すいませーん』と声をかけながら着席。
すぐどくかと思ったら1分弱程度粘られた。
でも明らか他の方にも迷惑なので空気を読んで後方に下がっていった。
そこから、横の若奥様。何度か同じ席で隣同士になり以前から気になっていた…
細身な若奥様やのにケツが随分と私の席に食い込んどる。私自身、大柄な男性であるため、その若奥様との接触を避けようとなると、席からケツが半分出てしまう。
見た所若奥様の隣は知り合いの奥様のようで仲よさげにお話をされている。ならもう少し詰めてはどうかね?
そのうち若奥様の長い髪がチャリチャリあたりよる。
何度か窮屈そうな動きで発進してみるも状況は終了まで変わることはなかった。
さて、
私は他者から不快に思われたくないため、特に異性とのコンタクトにはかなり気を使っている。上司や、同僚、親戚に対しても同様である。家族や、気を許せる数少ない友人にはあまり気遣いなく接していると思う。
電話の応対や公共の場での立ち振る舞い、所作について、マナーの知識は乏しいが、相手がどのように感じるかを想定し、不快感を与えないようにすることはごく自然にわたしはできるのだ。
常にそうかと言われれば自分の権利や、主張を守るためやや相手に高圧的、意地悪なことをしたりもする。
なので、初対面の人に不快感を与えない絶対的な自信があるのだが、世の中にはいきなり失礼なやつ、不快感を撒き散らすやつは沢山いる。
彼らがなぜなんのメリットにもならない、不快感を撒き散らすようなことを行うのか私には到底理解はできない。
が、それが彼らの文化なのだと認める必要はある(その方法しか知らない。)
状況からして恐らく私に悪意を持ってコミュニケーションをしているわけではない。なのに不快感を感じてしまうのは私と彼らのコミュニケーションにおける文化の違いが原因なのであろう。
異文化とはどちらが優れ劣っているという話ではない。違いを認め尊重し合うことが重要である。
整理をすると、失礼で、全くなってないやつだが悪いやつではない奴が沢山いるし、人を真っ向から嫌いになるのではなく、こういう感じで生きていけたらよいのではと思う。
もちろん私自身も誰かの不快感になってる可能性も十分にあるのだから。