先日、偶然テレビで、能、舞、バレエのコラボレーションの舞台を目にしました。

それぞれ各分野で著名な3人(バレエは、マイヤ・プリセツカヤ)が、『ボレロ』に合わせて、

能舞台で、和装で踊るというものです。

演奏も鼓など和の楽器で奏でられ、和と洋の融合された独特の雰囲気でした。

異なる舞踊であっても、共通の音楽の世界を表現するという点では、まったく一緒であり、

それぞれの舞踊家が、内なる心を伝え合い、共鳴しあって作り出したものの力が、

観る人々に訴えかけるのかなと思いました。

踊るということの力は、本当に不思議なものです。

レッスンの度に、音楽をよく聴いてと声をかけられる私ですので、(リズム感などの先天的なものが

あるとしても)もう少しリラックスして、音楽の中に体も心も入り込めたら、

きっとどんなに気持ちいいことかと、想像しています。