教育=人を教え育てること。

どんな関わり方がその子を伸ばすために、自分が出来る一番ベストなことなんだろう、

正しい教育とは何だろう、最近、折に触れて考えます。

自分のやっている指導は、果たしてこれで本当にいいのか、自問自答しながらの毎日です。

ルールが守れない子がいたとして、それを権威によって叱って従わせるのか、おだててみるのか、

その子が自分で気づくように促すのか、、、。

どれが正解で、どれが不正解でと、はっきり言い切ることはできません。

どんな分野においても、先人の生み出したそれぞれに優れたメソッド、教育法、理念があります。

学校や教室単位で、ある同じ理念に沿って、業に入れば、業に従って指導は進められることもあります。

その中でも、100人の教師がいたら100人なりの教育思想があり、方法があるわけで、

自分らしさを大切に、色々なアプローチができる器の広さが必要なんだろうと思います。

 さて、自分がバレエのレッスンを受ける以外に、どうやって理論を学ぶのか、本を読むのか、映像を

見ながら勉強するのか考えたとき、生のレッスンをたくさん見て学ぼうと思いました。

先生が何を一人一人に伝えようとしているのか、それに対して生徒さんは、どう反応しているのか、

目の前で繰り広げられるレッスン風景は、語弊のある言い方かもしれませんが、ドラマティックな

ものです。先生対一人ひとりの生徒さんの目には見えない絆が、一本ずつつながっていました。

教えること、学ぶことは、人間同士の深い関わり合いなんだと感じます。