僕は恋をした。
許されるわけがない。
だが僕は理性的ではない。感情的に動く。
素敵な女の子を好きになった。
とても素敵だ。

だから、どうした。
そんな感じだ。
好きになったからってどこかに向かうわけではない。
ゴールなどない。以前とはだいぶ変わったな。


一緒にいれるだけで幸せ


バカみたいだが本気でそう思った。
だけどもうお終い。
このままじゃ帰れなくなる。
だからもうお終い。

ただそれだけ。
2回目のデートはまたもや以外な展開になった。

まさか、また二人で会えるなんて。


どこに行くわけでもなく二人で飲みに行った。あの居酒屋へ。
会社が終わってせんげん台に向かう道中、財布を忘れたことに気付く。
さすがはオレ。
そしてタブチパワーを使って回収。
さすがはオレ。


電車にコソコソ乗り込み、彼女のまつ場所へ。逃亡者のようなコソコソさ加減。


待っていた彼女は期待を越える可愛さだった。会いたかった。


どんな話をしたかはよく覚えていない。夢中だったから。だけどとても素敵な時間。


電車がなくなろうが関係ない。
無理に帰ろうと言わない彼女が嬉しかった。


せんげん台から家まで歩いて帰った。帰り道に聴いたアルバム

ベルセバ Write About Love
ボブディラン 追憶のハイウェイ61


これまでの人生においてこれほどツボなチョイスはない。


ベルセバが彼女の余韻を歌い、
ボブディランが帰り道を教えてくれた。


「帰る頃になったらメールします」

彼女は言っていたがなかなか来なかった。
ヤキモキしていたらメールが。
嬉しかった。



結婚してから初めての朝帰り。
別れ際に彼女の手に触れた。
なぜかは未だにわからない。
彼女と野球を見に行った。


誘ったときはまさかOKがもらえるとは思っていなかった。それだけにOKをもらえた時は純粋にうれしかった。


せんげん台の駅で待ち合わせ。
ナイターだからって夜から行くなんてもったいない。前日まで悩みに悩みまくって決めた行き先は上野動物園。我ながらファインプレーだったと思う。


その後の野球もそうだが動物達など完全にどうでも良かった。
ただ彼女と並んで歩き、会話するだけで最高の気分になれた。
パンダを見しそうにする彼女を見て嬉しかった。


東京ドームはすごい人だかり。
野球を見に来たのは何年ぶりだったかな。
オレの痛恨のミスにより立ち見で野球を見る事が発覚。彼女は笑ってくれた。嬉しかった。


プレイボールまで時間があったから観覧車に乗った。恋人だろ。完全に。
密室で二人きりになるとさすがに意識してしまった。しょうがねぇだろ。降りた後に写真を買おうか本気で揺れた。だってさ、思い出は欲しいじゃん!

そしてプレイボール。
ドームの熱気がハンパない。
興奮する。
彼女も興奮しているようだ。
嬉しかった。


試合はオレはバッチリ見えた。長身だから。
彼女は背伸びしながら見てる。
かわいい。
入り口でもらった団扇でパタパタ風を送る彼女。いい香り。香織さん。


試合はあっという間に終わった。
内容などよくわからなかった。


まっすぐ帰るのは惜しい。 
なので飲みに行くことに。
彼女は酒にめっぽう弱いそうなんで彼女の地元せんげん台で。
その方がオレも変な気にならないで済むし。

行った居酒屋、またもや個室。
変に意識はしなかったが向かい合って目を合わせて話をしていると吸い込まれそうになる。

時間はあっという間に過ぎた。
恋人のような時間を過ごして幸せだった。
彼女は楽しかったと言ってくれた。
嬉しかった。



帰り道、なんだか長かった。
僕は彼女のことが好きだ。