お風呂を沸かしたのはいつだったのか気づいたら4時を回っていて慌てて半身浴のMiSAKiですがごきげんよう。


ふいー。
半身浴久しぶり。


本の返却期限が明後日に迫り、
〆切も過ぎたことだしと2時間強の半身浴。


この季節はお湯がすたこらと冷めてゆきます。


お供は中村うさぎさんの「犬女」。


想像すらしなかった薄気味悪い物語でした。
短編集。


あとがきには、

「嫌な女」像を徹底的な悪意をこめて書いてみた

とのある。

そしたら不愉快な物語に仕上がったのですって。



面白い見解をなさる方だなァ。



今中断している書きかけの本は、
ファニーの「優しさゆえの切なさ」とは全くかけ離れた
「俗で生々しくしょうもない現実」の物語である。

果たしてラストをどちらにしようかと悩み続けて久しいのだが、
答えが出ずに筆を取っては置いている状態。


夢見る現実逃避ちゃんな私が現実を描こうというのだから
難しいのは当たり前なのだが、

そろそろ決着をつけないとなァ
ということで再執筆欲をかきたてようとしている私にとって天啓のような言葉である。


不愉快な物語。


書き始めはそうだった。

誰もが幸せになるメルヘンな話にはすまいと思っていたのだし、
主となる人たちがちゃんと痛い目をみるための物語にするはずだった。


愛すべき私の登場人物たちを痛めつけることの出来る勇気を持とう。




ああ。
毒を身につけねば。


登場人物を甘やかすだけではない毒を。