いつものなかみち  -560ページ目

想いのみ

今日は映画の試写会に行ってきました。

小林桂子製作、主演の日中合作映画

「純愛」です。


その内容も確かに良かったけど、
特に今回はプロデューサーの小林桂子さんの
制作エピソードにしびれました。

戦争の残酷さに憤りを感じて
世の中に対してメッセージを発したかった彼女は、
周囲の反対や憶測を打ち破り、
見事に0の状態、要するに何にもない状態から、
なんと8年の歳月をかけて資金を集め、
この映画を制作し、
素晴らしい映画に仕上げたんです。


この会社でいつも教わっている「想い」の大切さを
直接的に訴えかけられたような気がした。

何かを成し遂げる為に必要なモノは、
技術やお金やコネや権力などではない。

モノを創る時に必要なのは、
「世の中ってもっとこうだったら良いのに、」とか
「なんでこうならないの!?」とか
そういった憤りに対する、強い想いのみである事が良く分かる。

今回の舞台挨拶はそれほど
力強く、心打たれました。

肝心な映画の主題である「戦争」に対する感想を述べず
製作者に対する敬意ばかりになってしまって
本当に申し訳ないですが、
自分が世の中に出て行く上で、
あまりにもタイムリーな精神であった為に
ちょい興奮してしまいました。

今回のような試写会に招いてくれた人達と
素晴らしい映画を製作されたスタッフのみなさんに
心から感謝の気持ちをお伝えしたいです。


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