朝一番から5クラスという
ハードな仕事をやりきり、
ぐったりと疲労を感じつつも、
心は充実感に満たされ、
自宅にむけ、車を走らせていた
今夜.......
思わず、ぞぞーっと........
背筋に寒気が走るような
出来事がありました。
それは、
ぼんやりと
雲に滲むような
輪郭が曖昧な三日月が
スミレ色の空に浮かぶ頃......
疲労からか、妙に身体が重だるく
襲うような眠気に苛まれ
外の空気を.....
風にあたろうと、
車の窓を開け、走らせていた時でした。
窓から、なにか浮遊するものが......
車内に入り込んできたのです。
それは、車内の空間を
乱雑に蠢いている.....
そして、ふと
空いているはずの
助手席のシートに
存在する気配が.......
信号待ちで
恐る恐る、その気配の方に目を向けると.....
足元がら頭頂まで
冷たいものが、一気にかけあがり
思わず「きゃー!」と叫んでいました。
そこにいたモノが、
はっきりと、見えてしまったのです。
それは........
今、思い出しても寒気がする........
大きな.........
蛾
そう。
大きな蛾でした。
色々、
強い私ですが......
弱いんです。
虫。
私が叫んで、車の窓を全開にしたら
外の明るい方へと
出て行ってくれました。
あーーーー
よかったーーーーーーーー。
え!?
な~んだ、蛾、、、、って?
いや~
私にとっては
めちゃ、怖い話しなんです!