ご無沙汰しております。

本題に入る前に、日本には、吹奏楽経験者が全人口のうち4人に1人、というデータがあるそうです。

しかし、実際学校を卒業し、生活するために会社に入り、社会人となり楽器を続けるには、例えば一般バンドに入るという流れが一般的ですが、

平日の疲弊したところから、週一に休日を半日もしくは丸一日楽器練習もしくは、楽団練習で使うのは相当なもの。


だから大学生、専門学校生の一般に所属してる団員は社会人になると辞めてしまう話はよく聴きます。
また、毎月の団費や、コンクールバンドの場合は遠征費もさらに掛かります。


カネも時間もとられるので、また日本の社会では吹奏楽経験者が楽器を続ける=なにかしかの楽団に入るという選択肢しかいまのところないので、

日本の社会は楽器を続けにくいのですね。
(ただ、吹奏楽にこだわらずビックバンド等他ジャンルに移行するという選択肢もあります。)

さらに吹奏楽をさらに突き詰めたい、アカデミックな分野で学びたいとなると、さらに難易度が高くなります。


そこで、本題になりますが私は、大学生の頃に顧問に薦められてからずっと、バンドクリニックに行きたかった。

しかし、社会人になり、なかなか有給休暇をとらせてもらえない(特に二社目は休日出勤はザラ、また代休や有給はとりづらい)、
また最初の4〜5年ぐらいは一般バンドにも所属してたので、団費と演奏会費、飲み代がハンパない(笑)

転職も二度し、ようやく待遇がかなりマシな会社に入ることができ、
顧問に誘われてからなんと8年!掛かりやっとバンドクリニックの参加にこぎつけました(笑)

このように、自分がいきたい領域へたどり着くには、(もちろん音楽を本職としてないのもありますが)長い時間と根気が必要なんだなぁ〜と感じたのですが、

その前にみんな諦めてしまうのですよね。

でも、私は感じて欲しいんです。

続けてきて良かったと思える日は、
いつか来ると。

でもこれは、続けてきた、突き詰めたひとにしか見えない世界ですし、
でもそれをやるには、やはり日本の社会で吹奏楽(音楽)をやろうとすると選択肢が狭すぎますし、ハードルが高すぎる…。

つまり環境がよろしくないなと感じます。

もっと一人でも多くのひとに、この感触と喜びが得られる世の中にしていきたいですね。