それはそうと、貯金を切り崩して生活するのも限度があるから、思い切って近所のデイサービスの調理の仕事に応募しました週2から3回かな。
実は東京では14年間家政婦の仕事をして来たこの私。その中でもっとも好きな仕事は料理❗️どうやら、私には竈の神様がついているらしく、皆んなから褒めてもらえる数少ない特技のひとつです
デイサービスは、自転車で5分もかからないような近く。ひとりで、多い時は13人くらいの料理を作ります。メインのおかずがひとつに、副菜が2種類。味噌汁やスープなどの汁系にご飯🍚昼食、おやつ、夕食を作ります。
毎日がお年寄りとの真剣勝負です❗️❗️❗️
お年寄りが私の料理を完食してくれたら、私の勝ち‼️ 残したら私の負け‼️ レシピも1カ月前から栄養士さんが献立を組んでくれています。
若い人、健康な人たちの料理と何が違うかというと、食材、野菜の切り込みかな。ご飯も4合なら水は5合で。野菜が喉に引っかかってむせ返らないように、小さく切って、時間をかけて柔らかく柔らかく煮ます。
こないだ、昼食にお稲荷さんだったんだけど、みんなほぼ完食に近くて、嬉しかったね! どんこの戻し汁で、あげを甘辛く炊いて、酢飯を詰めていった。身体が麻痺して、普段直径2センチほどの小さなまん丸なおにぎりを食べてる人もいるの。おにぎりの人たちが、3人。
この方たちはお稲荷さんをどう食べてもらおうと思ったけど、4当分位に包丁で切って、それを丸めておにぎりにしたよ
102歳のおばあちゃんは、お稲荷さんのミニおにぎり3個のうち2個は食べられた❗️ あとの人たちは全員気持ち良いほどに完食‼️‼️
毎日出勤してるわけではないけれど、こんな楽しい思いをさせてもらって、時給920縁のバイト代までもらっていいのって感じよ
毎回、お年寄りに喜ばれる料理の研究をしてる。お年寄りって言っても、そこの施設の人たちは若くて80代半くらいだと思う。最高齢が100歳オーバーよ。終戦の頃に成人してる💦おじいさまだと、従軍経験もあるのかも。
すごいね、100歳代の人はお国のために戦えたのに、今の若い子たちじゃ難しいだろう。100歳と二十歳では4世代くらいの開きはあるけれど、この間日本人に何が起こったのか。本当は同じ日本人のはずだけど。
驚くべき事に、デイサービスでは食物アレルギーのお年寄りがひとりもいない。
好き嫌いはあるみたいだけど、皆さんご丈夫だわ。
卵料理はだいたい好きだね❣️おやつも手作り。フルーチェとかだけど。最近は、練り餡を伸ばしてお餅の代わりに、お麩を入れたら喜んで食べてくれた
あと、施設の人たちはみんな認知があるといわれてるけど、子供の頃の空襲警報の事や焼夷弾が飛んできた話なんて鮮明に覚えてる。職員が利用者さんたちに昔のことを聞いたら、口々に話してくれるもんね。
みんなで昭和歌謡を見たりね、ひばりちゃんカルタをやったり、なぞなぞしたり、職員が上手にのせて、順番でお年寄りたちが歌ったりするんだけどね、100歳超えのおじいさまが、誰が故郷を思はざるを歌ったりね。私も昔の歌詳しくなってしまうわ。
本当に愉快❗️ 職員さんも優しい方ばかりで、食事も考え抜かれて、皆さんおひとりおひとりが大切にされてます
この施設のお年寄りたちにとっては、来年の今頃ご存命か分からない人もいるから、毎食毎食私が愛情込めて、全身全霊で料理してる。
私ね、保育園の食事作りの方がキツイと思うのね。子供が騒いだり金切り声をあげたりするのが苦手。何だか疲れちゃう。その施設のお年寄りたちの方が、静かで穏やかだから全然疲れない。
まだ本業は全然軌道に乗ってないけど、こんな楽しいバイトを始めました。
ユーフォリアQもよろしくお願いしますね🩷