大阪梅田の靴磨き職人のダンディズムブログ

大阪梅田の靴磨き職人のダンディズムブログ

大阪駅前梅田付近で2年間の路上靴磨き職人をした後、
皆様方に頂いたチップで大阪市北区梅田2-5-13桜橋第一ビル301にお店を出せました。
日々ダンディズムを極める為の靴磨き技術向上に情熱を傾けております!

そんな男の靴磨き一本勝負ブログ!一同ご一読あれー!

Amebaでブログを始めよう!
じゃかじゃーん!
~5月は7~12でお休みいただきます~

実は今日は開店2周年だったのでした!

なので近況をポツポツと
※最後に重大な発表があります。

ここ最近、「そもそも僕は何で靴磨き職人に自分がなったのか」なんていう、
いっちばん大切なことを思い出す機会に恵まれました。

それはこの日が近づいたこと、
世界一の靴磨き職人を目指している若手の佐藤我久君が世界最高峰の靴磨き大国、日本を代表して第41回JC青年の船 とうかい号」に乗って世界へ旅立つことが決まったこと、
その2つが大きかったと思います。


僕は日本中の男子に「自分こそ世界一カッコイイ!」と思って欲しいという思いで、
靴磨きしてくれる喫茶店を作らなければ!と思ったんでした。
そんなことを思ったのは、自分を尊敬している人間は人にも優しく、
他人に影響を与える事に恐れを持たなくなると確信した瞬間があったからだったような気がします。


夢のお店はとにかく優しくて、
お気に入りの一足をどんなにズタボロにしてしまっても汚れと共に無精の罪悪感も完璧に拭い去ってくれて、
「楽しく履かれてるんですねニコッ」なんて、店主が全てを受け容れてくれる笑顔を見せてくれて。

そんなお店を目指したもんで、どんなに難解な修繕も修復もサイズ合わせも断らずにやっていって、
次第に不可能なことが見つからなくなってくる。
テレビに出て新聞に出て、チヤホヤされて大物気分に酔っちゃって、
もっと凄い事を出来るように、もっと凄い事を出来るように、情熱の主軸が変な方向に向かい出す。
「本物は残る」という言葉にこだわりすぎて、その本質を忘れる。


僕はこの一年で、明らかに世界一の靴磨き・表面修復のノウハウを得ました。
それはまた追々発表していきますが、もうそんな事にこだわるのはやめました。
一番になるなんて事の簡単さが嫌というほどわかったからです。
最初にやれば必ず一番です。
そんな相対評価を勝ち取ることより、目の前のたった一人のお客さんをどれだけ喜ばせられるかという絶対評価を勝ち取る方が圧倒的に難しく、やり甲斐のある事だと知ったので、
リーゼントパーマン
5/1まではこんな僕でしたが、
いらないもの
いらないものは捨て去って、心機一転頑張ります!
優しくなりたいのです!





が、し ・ か ・ し!



頑張る気持ちだけで頑張れたら誰も苦労も悩みしないので~す。

1500m走のタイム計測を途中で打ち切られるぐらい僕は根性がないので、
一緒に仕事を手伝ってくれる仲間を探すことにしました。
いや、「ずっと仕事を手伝ってくれていた人に一緒に働いて欲しいと声をかけた」と言ったほうが正しいですね。
マッケイの中底交換にまつわる秘密
その人とは、マッケイの特殊ソール交換・レペットのオールソール・トゥキャップの縫い戻し等々、
アイデアだけぶつけて去っていく僕の傍若無人ぶりにこの世で唯一真っ向から付き合って、すべて実現させてきた稀有な職人、

サルっぽい人
元靴工房代表  八幡 隆昭さんです。

写真はこれまた無茶なハンドソーンの切れた掬い糸を上手く修繕してるところ。
年はボクと同いで、サルっぽいのですぐにこの人か!とわかると思いますので、
見つけたらバナナの皮でも投げつけてやってくださいませ!


気づけばもう朝なので、僕は少し寝てシンナー買いに行きます。
皆さん今日も元気にいってらっしゃーい!

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定休日は、毎月第二週目の水曜日~日曜日までです。
なので5月は<font color="#FF0000">7</font>日~<font color="#FF0000">12</font>日ね!
13:00-21:00
2160円握りしめて遊びに来てくだされ。
よろしくぅーす!

おはようございます!
塗装していたらまたしてもこんな時間になってしまいまして。。。 あっ!
今日から休店期間です~。(ま、ほとんど店にはいますけど)

ところで先日、購入後の初期メンテについて記事を上げて欲しいとツイッターでリクエストいただいたので、書いてきます。
マニア以外の方は赤文字 以外は読み飛ばしていただいて構いません。

これはまず、靴磨きの基本である補給三原則をしっかり抑えておけばOKデス。
補給三原則とは僕が考えたことですが、「油脂を補給すること」「ワックスの表面保護膜を切らさないこと」「抜けていく色を足してやること」です。
どれも大切なことですが、この中で優先順位をつけるなら、

1、ワックス
2、加脂
3、補色
の順に並びます。

過去、僕がなんと言ってきたのかは覚えていませんし、
過去の発言と矛盾してしまうかもしれませんが、絶対に間違いない順位です。
「加脂!加脂!」「皮革内部も大事にしようよ!」 と言い続けてきた僕から
「ワックスが一番大事」という意見が出るのは意外かもしれませんが、
これは余りにも表面の仕上げばかりが取り沙汰されて、忘れられては困る部分だから
強調してきたまでです。

考えれば普通の話でして、革がひび割れるのに半年かかっても、傷は一日で付くからです。 し・か・し!初期メンテとなると考えることも増えてきます。


と、僕流を語るその前に巷で語られている常識を論破しときます。

~革靴は製品になってからずっと磨かれずに置かれているため、油分が枯渇しています~
まずこれですね。もう聞き飽きましたよ。
皮革の柔軟性を決めるのは油分の量だけではないですし、そこまで揮発性の高い油脂を普通のタンナーなら使いませんよ。
そんなん5年や10年ほっといたぐらいで革がカチカチになられたら、デッドストックの革なんかは製甲不可能な硬さになっちゃいますよ。

~水分を与えなければなりません~
バーロー!。 水は揮発物であって、乳化性クリームやその他の塗布物に対するシンナーつまり溶剤なんだよ!コンナロー!
水は恐ろしい溶媒ですよ!なんでも溶かしちゃうんですから。
そもそも僕、革が硬くなる主要因(劣化する事とはまた別の意味)は水にあると踏んでますし。
なんでも繊維同士が引っ付くんだそうで。
超絶長期的な目で見れば、加水分解が促進されるという心配もございますしねぇ。
※当店に水洗いのメニューがあるのはそのデメリットを遥かに上回るメリットを期待できるからです。

ほな何すんのー?
という疑問には今からお答えしていきますよっ!

1、意外に落ない初期のワックスをオフ!(ワックスを落とすってことです。)
※僕が「ワックス」と言うとき、いわゆる缶ポリッシュはろんもちのこと乳化性クリームも含みますんで、そこんとこよろしくです。

ひび割れ・縦ジワ・色むらを防ぐ処置です。
「ワックス」と言うと、皆さん缶に入ったあれを思い描きますよね。
でもあの缶のワックスには、いろいろな種類の蝋(ワックス)と油脂が入っています。
その配合比率が違うだけで、それは乳化性クリームも同じことです。
そしてそれらは分子的に結びついて単一なものとなったわけではなく、溶剤中にカルナパ蝋・蜜蝋・ラノリン等が点在していると思ってください。
ワックスを塗布したら、まず溶剤が乾燥していきます。
次に油脂が皮革に吸い込まれていきます。
次は蜜蝋、そして最後は表面にカルナパ蝋、という順に柔らかいものから順に吸い込まれていくようです。(断言はできない)
その結果、ワックス塗布から相当長時間たった表面は、石のように固くなっています。
最後に残るカルナパロウはアスファルトとどっこいどっこいぐらい硬い蝋だからです。
そしてこいつは溶剤にも洗剤(界面活性剤)にも相当強い。
だからこれをしっかり完全に一回落とします!

2、加脂+マッサージ!
足に馴染むまでの辛い時間を短縮し、皺目を美しくするための処置です。
さっきも言ったとおり、革は濡れると繊維同士が引っ付いて固くなっちゃってます!
しかも製靴の際にはハンマーでバシバシど突き回されて、強固にそれらが引っ付きあっています!
それを、油脂分でふやかしつつ物理的にほぐしていくわけですな。 これをやると本当に足馴染みが変わりまくります。びっくりしますよー

塗布から乾燥まで。表面に何も残ってないのは全部浸透したから!

加脂はこのぐらいグイグイいきます。
通常3~4日ほどかかる浸透時間を秘密の工程で10分ぐらいに短縮します!


3、ワックス!
キズ防止と艶やかさ、履く楽しみを与えるための処置です。
あんまり頻繁に靴を磨かない人向けには、工夫して艶感を演出しますよ!

これにて初期メンテ、完!
是非ともうちへ


うーん、寝不足のせいか文章が変ですね(^_^;)
休み更新!3月は12日~16日!


めっちゃ久しぶりっすね!
皆さんお変わりないですか?
僕はしばらく更新しないうちに指の骨にヒビを入れてしまいました!

ぼくはブログこそあまり更新できていませんでしたが、
靴磨き職人の本分である「靴磨き」の新技術を開発しました!


現在「靴磨き」というと、「色抜けを補正する」とか「抜けた艶を出しなおす」とか、
新品状態を是とした方向の技術が一般的ですが、今回のは真逆です。
そもそも方向性が一方的すぎて哀愁がないよってずっと思ってたんですよね。
「上品」のみを求めるのが靴磨き職人の仕事ではないはずです。
上品!なのに・・・みたいな二面性が人間らしさを演出するもんです。
靴磨き職人は、時に年輪を与え、時に若さを与える、
時の魔術師であるべきなんです。あっやべ、キマリすぎた


「靴磨きとはその価値を引き出すことと見つけたり」とかも付け加えときますわ。ほっほっほ





さてさて、タイトルのシャビーシックとは、「使い込まれた粋な」や「洗練された古さ」という意味があります。欧米では、質が良いものを大切に丁寧に扱い、ずっと使っていくという考え方はとても一般的なんです。ライフスタイルを丁寧に、大切に、居心地よく”暮らす””楽しむ”・・・そして使い続ける。 そんな価値観を持っているインテリアスタイルってとっても素敵ですね。

って、たまたま見つけたこちらのページに書いてたのを見つけたので、引用させていただきました。
しかし白人というのは野菜も食わんと肉ばっかり食ってるのに(勝手な偏見)なんでこんな素敵な文化をたくさん持ってるんでしょうか。。。イライラ
やったろう。関西や。。。



ちなみに灰芯・茶芯とは、
1940~90年中期頃迄の「ブラック・クローム」は革の芯まで
黒色に染まった芯通しの革ではなく、芯の色が茶色い革でした。
これは、革の在庫リスクを抑え生産効率を高める為、茶色い革と黒い革を
作るのに、同じ茶色いクラスト(二次鞣しを終えた最終仕上げ工程前の革)
を使用することで両用しておりました。 
当時、この芯が茶色クラストを使用した黒革のビンテージ・ライダース
ジュケットやブーツは、長年使い込むと表面が擦れて、飴色の光沢が
出ると共に表面のブラック塗装が剥がれ~徐々に茶色みを帯びてくる
独特の性質(風合い)を持っていました。

80年代以降徐々に環境保護の観点から、有機溶剤[油性]型塗料の使用が
水性塗料へと移行して行くこととなりましたが、オイルを多く含んで
鞣された革には、水性塗料が革の銀面にしっかりと食いつきにくく、
茶色クラストを使用しずらくなりました。
また茶色の革の需要の減少すると同時に、徐々に黒い革には
元から黒いクラストを使用するようになって行きました。
そして現在では、革の品質改善が進み、芯通しの革となり
表面の塗膜が剥がれたり、深い傷がついたりしても、黒色の下地しか
出てこない為、長年履きこんでも購入当初の真っ黒い革の状態を
保つのに最適の革となりました。
とのことです。
こちらのページに書いてありました。













さてさて、いよいよ注文がどういうもんであったかという話にうつりまして~

お客さん「この靴は磨くような感じの靴でもないと思うんです。」
僕「光らせること=磨くことではないですよ。より革らしさが出るように仕上げてみせます。」
お客さん「ほなそれで」
僕「(ニヤリ)」

本当に伝えたいことは、実話のみで話すより例えを交えて伝えたほうがわかりやすいのと同じで、
偽物の艶(ポリッシングや鏡面)を交えることで、より本物らしさを引き立てることが出来るんです。(これマジ)



で、なにすんのか!と申しますと
レッドウイングとかでちょこちょこ話題に上る「灰芯」ってのを「茶芯風」にカスタム
し、かつ割と新しくてヒビも傷もない靴にそれらしいものを与える感じです。

ウェットブルーが覗く、灰芯の切りコバ2ウェットブルーが覗く、灰芯の切りコバ
見ての通り革自体はウェットブルーなので、このブーちゃんは塗膜が経年劣化しても中から味わい深い茶色が出て来るということは絶対にありません。

この灰色がかって青白いウェットブルーにはどうにも温かみに薄く、蛍光灯のような冷たさがあり、「僕は工業製品です」と言わんばかりです。
(実際にアメリカの工業化・近代化の足下支え続けたのは事実ですが)

そして、ワークブーツとして辺りにその存在感を示すにはまだまだ綺麗すぎる。
いや、哀愁を纏うには若すぎる。
そこで手入れを怠らずに長年履き続けてこそ得られる、綺麗な中年感、ナイスミドル感を持ったミドルダンディ風に変貌してもらうことにする。




ゴー!
健康的で綺麗な履き皺シャビーシックな履き皺
※実際にヒビを入れたわけではありません。色だけです。

画像の部位はちょっと違う箇所なんですけど、こんなイメージです。



どないどない?
え?ニセモン臭い?
(どうしてわかった!)


そうそう。
灰芯と呼ばれるウェットブルーで構成されたブーツの履き皺から茶芯が覗くというのはおかしいですよね。
気づく人には気づかれてしまいます。
すぐにわかる嘘を付く男はダンディズムを語る資格はない。




やっぱ嘘は付き通さないとね。
革いらしい茶芯風の灰芯の切りコバ2革いらしい茶芯風の灰芯の切りコバ
チャシーン!どや!





そして全景写真がこれ!

といこうと思ったんですけど、受け渡しがまだなのでまた今度。ふふふ








ちなみに僕まだ26歳です。まだあんまりおっさんじゃないぞ!うぉぉ!

color="#FF0000">←HP
定休日は、毎月第二週目の水曜日~日曜日までです。
でも3月は12日~16日ね!
13:00-21:00
2100円握りしめて遊びに来てくだされ。
よろしくぅーす!


あけましておめでとうございます!
年末年始休業のお知らせも書かなんだうちにいきなり休ん申し訳なかです。
気づいたら年次が変わってました。

天六商店街が真夜中にごった返してたので、やっと年越しの瞬間に気づいたのでした。
年越したことに気づいた瞬間
リンゴ飴だいすき

このように粗忽なぼくですが、今年も変わらずお付き合い下さいますよう、よろしくお願い申し上げます!

初靴磨きは7日からです!
7日までは塗料の飛沫が充満しておりますので、預かりのみです!





靴磨き処ダンディズム
06-7161-3522
大阪市北区梅田2-5-13桜橋第一ビル301
http://www.dandhism.jp/ ←HP
定休日は、毎月第二週目の水曜日~日曜日までです。
だから12月は1日~6日ね!
ちなみに1月六日は僕の誕生日ね!
13:00-21:00
2100円握りしめて遊びに来てくだされ。
よろしくぅーす!

いつもどおり久しぶりになってしまいました(^_^;)
明日からお店は一応おやすみです。

今回は久しぶりになってしまったお詫びに、靴の磨き方を更新します。
鏡面磨きは巷に転がっているブログたちに沢山やり方が書いてあるので、今回は割愛。
靴磨き職人宮田がいったい普段何を感じているのか、的な感じで進めていきます。

今回は画像沢山なので小さいのでいきます。


さて今回のターゲットは彼!
$大阪梅田の靴磨き職人のダンディズムブログ-エドワード・グリーンの黒のストレートチップ
エドワード・グリーンの黒のストレートチップ。
カッコいいですね!

さて、このイケメンの好青年なのですが、
じ・つ・は爆弾を抱えているのです。。。


それは製靴の釣り込み時に叩かれたりアイロンかけられたり日であぶられたり、とにかく散々やられるここ。
大阪梅田の靴磨き職人のダンディズムブログ-凝り性のエドワード・グリーンのストレートチップ
この指の付け根の辺りの一番膨らんだ箇所です。
判定法は指でチョンチョン押して見ることです。ポコポコしたら繊維が凝っていると見ていいでしょう。
埃を払って堆積したワックスを落としたらここに注力していきます。

凝ってるって、靴は人間ちゃうぞ!っという反論にお答えしてちょっと理屈を並べときますと、
そもそも牛皮に代表されるコラーゲン線維はコラーゲン分子の3本鎖のラセン構造を成し、それが集合して繊維束を形成しておりまして、それらの繊維の多くは水平に走っており、これらに槌をやるということは・・・、これに油脂を・・・で、最後に揉むことによって・・・(また今度)

まあとにかく硬い部分と柔かい部分の差が激しい部分があると、柔らかい部分が全ての負担を請け負うことになっちまわい!って話です。
それがいずれクラックを呼ぶとボクは踏んでいます。(明確な根拠はなし)


金属とかなら“応力集中”って言葉があるんですけど革は不明っす。




ほんで!何するかといいますと、油分を与えてモミモミするわけです。原始的な鞣し方ですな。
革+柔=鞣
大阪梅田の靴磨き職人のダンディズムブログ-これから揉まれる黒ストのエド
油分を追加投入。写真は反対の足の
大阪梅田の靴磨き職人のダンディズムブログ-柔軟性を取り戻し始めた黒ストのエディー
ちょっとずつポコポコ感が無くなってきます。
大阪梅田の靴磨き職人のダンディズムブログ-柔軟性を完全に取り戻た黒ストのエディー
ここまで来ると完全にポコポコ感がなくなって、指に吸い付いてくるかのような感じが出てきます。
ドモホルンリンクルもビックリな追従性が出たらOK。
これで皮革内部のメンテナンスはバッチリです。


続きまして表面ですね。
全体に乳化性クリームと呼ばれる柔らかいワックスをかけたり、ポリッシュと呼ばれるワックスをかけたりして表面を保護していきます。
そこで注意するのは「塗りにくい所は破れやすいところ」ってことです。



ここらあたり!
大阪梅田の靴磨き職人のダンディズムブログ-黒スト・エディのトウキャップ接続部大阪梅田の靴磨き職人のダンディズムブログ-黒スト・エディの内踏まず
要するに革の継ぎ目ですね。
ワックスをブラシで目視で確認出来るぐらいしっかり押し込んでやってつかぁさい。
継ぎ目には沢山穴が空けられてるぶん革の占める断面積が低いので、手入れを怠っているとバッチリ破れますよ。

特にトウキャップ継部の破れの修理以来はメッチャクチャ多いのですが、僕の知る限りこれを抜い戻せる神業を持った職人は世の中でただ一人しか知りません。
だからその人はいつも火の車です。しかも気分屋

ほんでここまで来たら好きにすればよろしかろうと思います。
鏡面したければワックスをベッタベタに塗って水ちょっとつけてクルクルすればピカピカになります。

別の靴ですが、こんな感ジング
$大阪梅田の靴磨き職人のダンディズムブログ-ハッピーウェディング
参考図:ウエディングスペシャル







総括
今回エドワード・グリーンの多分チェルシーという完全な珠玉の原石を取り上げて磨いていきましたので、完成形もやはり原石の名に負けん仕上がりとする事が出来ました。
玉は磨いて初めて宝石となります。そして石っころは磨いても石っころ。
ただし、石っころも磨けば輝く石っころとなります。

グリーンにちなんでこんな話を
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
その昔、山奥で何だか気に入った石っころを見つけたオジサンがいました。
オジサンはその石っころを磨いてみたくなりました。
「アイツぁあんなカビ生えたみてぇな石っころば磨ぇて、気ぃ狂たんけ??」と周りは噂したものでした。
しかしオジサンは磨き上がった石っころがたいそう気に入り、毎日身につけて、自慢して回ったのでした。
するとその石っころが皆にもとても貴重なものに見えて来ました。
あれだけ「石っころ」と言い捨てていた石を皆が欲しがるようになったのです。

よくよく見るととても美しい石。

その後、その磨けば輝く石っころは大人気を博し、珠玉の原石としてたいそう高値で取引されるようになりました。
皆は口々に「今となっては、その石の魅力になぜ気づかなかったのか不思議なくらいだ」と言い合ったんだそうです。

なんでもない身近にあったただの石っころは、その後エメラルドと名付けられ、
人々の思い出とともに宝石箱の中で大切に、大切な日のために保管されるようになったそうです。

なんでもない変わり者のおじさんが気まぐれに磨いた事によって。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


この話、信じられないかもしれませんが、実は完全な嘘なんです。すんませ~ん!

僕が夜な夜な勝手に作った話なんですが、似たような話は「完璧」の語源に関係する和氏の璧という有名な話があります。
この話のようにその靴にはあなたにしか見いだせない本当の魅力が眠っているはずです。
でなけりゃ買ってないでしょう?
磨けばその忘れかけた魅力は必ず取り戻せます。

「光らせる」のではなく「余分を落とし、隠れた魅力を見出す」
磨くという言葉にはそういう意味もあります。


靴を「磨く」から靴磨き。
「磨くような靴ではない」靴かどうかは磨いてみたら分かりましょう。



さあどうぞ、2,100円下さいまし!



靴磨き処ダンディズム
06-7161-3522
大阪市北区梅田2-5-13桜橋第一ビル301
http://www.dandhism.jp/ ←HP
定休日は、毎月第二週目の水曜日~日曜日までです。
だから12月は11日~15日ね!
13:00-21:00
2100円握りしめて遊びに来てくだされ。
よろしくぅーす!
こんちゃっす!
テレビ放送日が決まりましたよ!

めっちゃめちゃ急なのですが、11/11日月曜日の夜8時の11ch「ほっとネットベイコム」です。
ケーブルテレビなので映る地域と映らない地域があるようなのですが、11chが映る所は見れそうです。

専門である「靴磨き」についてたんと語ったつもりなので、よければ見てやってつかぁさい。


$大阪梅田の靴磨き職人のダンディズムブログ-おねげぇしますだ。

ほなまた明日テレビの前で!です!



靴磨き処ダンディズム
06-7161-3522
大阪市北区梅田2-5-13桜橋第一ビル301
http://www.dandhism.jp/ ←HP
定休日は、毎月第二週目の水曜日~日曜日までです。
だけど11月は6日~11日ね!
13:00-21:00
2100円握りしめて遊びに来てくだされ。
よろしくぅーす!
こんにちは~。
今月こそは今月こそはいっぱい書くぞー!
と思っていたら、またしても休店日の告知の日になってしまいました(^_^;)

明日11/6(水)~11(月)までお休みいただきます!
今回ちょっと特殊なのですが、月曜日にスタジオ収録に出かけてくるかもれないので
次の開店は火曜日にさせていただきます!

あ、それからまたテレビ出ます!詳細は後ほど~

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

では本題の染め直しとデザインに入っていきます!

「赤くして」と、台湾から遥々ラッタンジを持ち込んでいただきました。
理由を尋ねると、「飽きて履かなくなったから」だそうです。
では赤にこだわる理由はあるんですか?と突っ込んだ質問をすると、「ない」とのことでした。
そして、何が不足しているんですか?と聞くと「ダンディさ」とのことでした。

以前テレビに出た時にも言わせて頂いたのですが、技術力とは翻訳力です。
お客さんの持ち込むコンセプトやを靴に色彩として落としこんでいくように、デザインしていきます。

まずはぼんやりこんな事を考えます。
会話の内容やお召し物から恐らく赤が好きなんかな?
台湾ではダンディさってどういう扱いなんかな?
職業から和色に馴染む方がよさそうやなー。
などなど。

元の画像がなくて申し訳ないんですが、
この靴は元々キャップ部分がコニャックで、その他が黒に近い焦げ茶でした。
その境目がキャップの切り返し部分でスッパリ切れていて、とても連続性を感じられない状態でした。
この色の接続の悪さがきっと履くのに勇気と緊張を与えていると踏みました。
それが派手さを演出して、疲れ・飽きに繋がっていると。




な ・ の ・ で 、






赤さを出すために黒を抜いて、画像では分かりにくい程度の青緑を全体に入れてグレイッシュに(和色との親和性を求めて)。

赤一辺倒だと情熱的なだけになってしまうので、
激しい情熱の中にふと見せる人間らしさみたいなものを出すべく緑を刺して、ダンディズムと哀愁を演出します。


メダリオンは対面すると普通の穴に、他から見ると緑っぽく見えるように仕上げます!
大阪梅田の靴磨き職人のダンディズムブログ-メダリオンの陰影付け2
大阪梅田の靴磨き職人のダンディズムブログ-メダリオンの陰影付け

切り返し部分とステッチに薄く緑を含ませて、
強い光に晒されると緑具合が浮き上がる感じにしました。






そしてヤンチャさを抑えたじんわりじっとり系の艶でフィニーシュです!
完成図をどうぞ!
$大阪梅田の靴磨き職人のダンディズムブログ-ダンディに染め直されたラッタンジ
どや!












あとがき
「まるでアーティストですね」とお褒め頂く事がありますが、ボクはアーティストではありません。デザイナーです。
アーティストはお客さん自身です。
アートとデザインではまるっきり違うんです。
そもそもアートは芸術で、デザインは設計ですから、基本精神に根元的な違いがあります。
なんか前にも書いたような気がしますが、これは僕がとても大事にしているところです。
僕の解釈では、「アートとは主張すること。デザインとは主張を形に翻訳すること」としています。

例えば「戦争反対」と強く願っている人が「戦争反対」の一語で語り尽くしてすっきりすることなどあり得ないですよね。
そのモヤモヤと憤りを様々な手段で伝えようとするのが芸術であると思います。
そのコンセプトを発案するのはアーティストで、提案を具体化するのがデザイナーであると思います。
両者を分けるものは、「誰の気持ちを一番大切にすべきか」ということです。
作曲家として有名な久石譲さんも言っていました。
「自己主張がしたければ趣味でやればいい」と。

なんでこんな当然の事をわざわざ書いているかといいますと、
「こんなにピカピカになるんです!どうですか!うちの靴磨きの腕はすごいでしょ!」
という文言がウェブ上に散らばって、艶があればあるほど良いという風潮がどうもしっくりこないからです。
実力の誇示は自分の靴でやればよろしいがな。ってね




技術者の仕事はあくまでお客さんの想像通り仕上げるのが最高であって、それ以上でもそれ以下でも良くないと思います。



靴磨き職人宮田周平







靴磨き処ダンディズム
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だけど11月は6日~11日ね!
13:00-21:00
2100円握りしめて遊びに来てくだされ。
よろしくぅーす!
$大阪梅田の靴磨き職人のダンディズムブログ-思い出のとき修理します
書店に色彩の情報収集に立ち寄ると、僕の自伝が発売されていたので思わず買ってしまいました。(嘘)

内容は
~仕事にも恋にも疲れ、都会を離れた美容師の明里。引っ越し先の、子供の頃に少しだけ過ごした思い出の商店街で奇妙なプレートを飾った店を見つける。実は時計店だったそこを営む青年と知り合い、商店街で起こるちょっぴり不思議な事件に巻き込まれるうち、彼に惹かれてゆくが、明里は、ある秘密を抱えていて…。どこか懐かしい商店街が舞台の、心を癒やす連作短編集~

なのですが、全ッ然おもしろくなかったです。






ところで、
この一ヶ月何やってたの~?
という声にお答えして・・・。


じつはこの一ヶ月ず~っと色々な修復作業が上手く行かなさ過ぎてウジウジしてました。
いや、正確に言うとこの店を開いてからず~っとこの調子な気がします。
ま、でもやらな進まんわけでやっていくウチに、少しずつ進んでこれました。
預かり系作業の結果は持ち主様に必ず一番に見せると決めているので、
途中経過を少しだけ載せときます。


大阪梅田の靴磨き職人のダンディズムブログ-禿げた毛皮の靴
毛皮の先端をぶつけてしまったのか、禿げてしまっています。
これ、どう考えても直せそうな気がするんですけど、やるとなるととっても大変そうです。

だから出来無い事にしてしまいたい気持ちはヤマヤマなのですが、
出来るもんは出来てしまうのだから逃げる訳にはいかない。



もう修繕の方法はひとつしか無いですよね。。。
そう、みなさんもご想像の通りのその方法で行きます。


















そぉれが、こぉれだ~
1・2・3!$大阪梅田の靴磨き職人のダンディズムブログ-1・2・3!






















大阪梅田の靴磨き職人のダンディズムブログ-禿げた毛皮の靴の修理
ひたすら植毛これ一択!





さあ、どんどんいくよぉ~!



靴磨き職人宮田周平



靴磨き処ダンディズム
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大阪市北区梅田2-5-13桜橋第一ビル301
http://www.dandhism.jp/ ←HP
定休日は、毎月第二週目の水曜日~日曜日までです。
だから10月は9日~13日ね!
13:00-21:00
2100円握りしめて遊びに来てくだされ。
よろしくぅーす!
9月の休みは11日~15日です!

ビッグニュースでございます!
レペットrepettoに代表されるターンシューズのオールソール底交換修理が出来るようになってしまいました!
これは西日本では唯一っぽいです!

レペットの底交換は手縫いに始まって手作業に終わるためか中々引き受けてくれる所がないようなので、
当店で引きるける事にしました!

そもそもレペットのターンシューズとは、ターンするための靴ではなくて、
製靴工程でターン(ひっくり返す)させるからターンシューズなんですって。

レペットの靴ってソールの返りがとんでもなくいいのですが、その秘密がこの製法にあります。

ま、まぁとりあえず画像見て下さいまし!

パカ!
大阪梅田の靴磨き職人のダンディズムブログ-レペットの底交換1
底が外れた状態です。
この靴のほとんど全部品がこの画像に写っています。
中底がないんです。本底が中底でもあるんです。

外周と平行に溝があるのが分かりますか?
糸はあの溝から入って、底材の横側面から出てきます。

大阪梅田の靴磨き職人のダンディズムブログ-レペットの底交換3
こんな感じっす。
で!ここらへんから普通では考えられないやり方で縫い始めます。

大阪梅田の靴磨き職人のダンディズムブログ-レペットの底交換4
チクチクチクチク。
これ、黒い靴なのに縫い付けてるアッパー(甲革)が黒くないでしょ?
じつはこれヒックリ返しで塗っていくんです。
ほんで手の入らんところまで縫ったら・・・



くるりんッぱ!ひっくり返します!
大阪梅田の靴磨き職人のダンディズムブログ-レペットの底交換5



あとはガーッと縫いつけて完っ成!



大阪梅田の靴磨き職人のダンディズムブログ-レペットオーナー、喜ぶ
ご主人様(うら若き女性です)も喜んでくれました。
この靴でブライダル関係の仕事でシャレオツな新郎新婦にご挨拶に伺ったらウェディングシューズがレペットだったそうで、
心をつないで感動させてくれた大切なパートナーなのだそうです。

ゴミ箱行きにならなくてよかったです!おっしゃっしゃー!

大阪梅田の靴磨き職人のダンディズムブログ-きゃわわ
シャキーン!本来いるべき所に納まりました。
やっぱ可愛い靴ですね~。



ご主人のもとで頑張れー!ばいばーい!






靴磨き職人 宮田周平





靴磨き処ダンディズム
06-7161-3522
大阪市北区梅田2-5-13桜橋第一ビル301
http://www.dandhism.jp/ ←HP
定休日は、毎月第二週目の水曜日~日曜日までです。
だから9月は11日~15日ね!
13:00-21:00
2100円握りしめて遊びに来てくだされ。
よろしくぅーす!


急げ急げ!急がないと夏に乗り遅れる!
この波は逃せんぞ!

いけ行け!いけ行け!
早よせな夏くんぞ!
ええから磨け!もうええから早よ磨け!

いっけーーーー!
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おらおらおらおらおらおらおらおらおらおら!
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おらおらおらおらおらおらおらおらおらおら!
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おらおらおらおらおらおらおらおらおらおら!
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おらおらおらおらおらおらおらおらおらおら!
大阪梅田の靴磨き職人のダンディズムブログ-靴磨き職人の夏!
ドゴーン!
はぁはぁ、な、なんとか間に合った。
と、途中休憩しすぎたかな。はぁはぁ


こんな感じで過ごした、靴磨き職人4回目の夏でした。
皆さんは夏を満喫できましたでしょうか。
僕はまだまだご注文をこなしきれていませんが、夏の本当の本番50分だけ仕事を完全に忘れさせて頂きました。
夏は業界では閑散期なのに予っ想外に注文が殺到してテンヤワンヤでしたが、
おかげ様でがっちり充実した夏をすごせました。
今なら空も飛べるような気がします!
ありがとうございます!



そうこう言ってるウチに秋が来きますね。
さぁ、行くぞ!

「おらおらぁー!」


靴磨き職人宮田周平
靴修理業者の皆様方へお知らせです。
当店の油性デリケートクリームが欲しい・外注を受けて欲しい、
等のご相談がございましたらお気軽にお電話下さいまし。
基本七掛けです。












靴磨き処ダンディズム
06-7161-3522
大阪市北区梅田2-5-13桜橋第一ビル301
http://www.dandhism.jp/ ←HP
定休日は、毎月第二週目の水曜日~日曜日までです。
だから8月はもう無休ね!
13:00-21:00
2100円握りしめて遊びに来てくだされ。
よろしくぅーす!