もうすぐ中学生になる五百川からだは、両親と死別して以来、兄の尋と二人暮らし。穏やかな日々を過ごしながらも、唯一の肉親「ヒロ兄」に負担をかけていると感じ、早く大人になりたいと願っていた。
一方、尋のかつての恋人野上椒子は、彼への想いを忘れられず、過去にとらわれた日々を送っていた。
そんなある日、突然からだの姿が大人に、椒子の姿が子どもに変わってしまう。
からだは、自分が「願い石」にお願いしたからだと言うが…。
戸惑う主人公からだと椒子、そして彼女たちを取り巻く人々を描く、ひと夏のファンタジー。
- あさっての方向。1
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- 何たが雰囲気は"うた○た"に似てる、同じくひと夏の不思議な物語のせいかな?
セリフは少なくても、キャラたちの思いはちゃんと視聴者に伝われる。流れはと
もかく、BGMもきれい。全体的バランスがいい作品である。2006年の第四
クールにとって一番上出来な作品と言っても過言ではない。
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- 01話
02話
- 「あさっての方向」とは「見当違いの向き」といった意味ですが、風変わりな題名の訳を考えてみるに、負い目
を感じて生きてきた五百川からだの先走る気持の喩えとして「あさっての方向。」と付けられたのかと思います。
その内面を思いやるに切ない物語ですが何がそうさせた誰が悪いとは言い難い。感受性豊かな少女は子供心に自
分の存在が周囲に悪循環を生むと思いこむ。尋兄(ひろにい)に迷惑をかけたくなくて早く大人になりたいと願
い石に願った。からだは大人になり椒子は子供に返る。けれどそれで気持が変わるでも何が変わるでもなく、第
三者の目に尤もな風貌に映るというだけ。からだの願いはそれこそあさっての方向を向いています。大人になる
ことの意味が取り違えられている。願い石は何故彼女の願いを叶え外見だけを大人にしたのでしょう。これはひ
と夏の幻想で大人になることの意味を問うた寓話です。周囲に気を使い誰にも迷惑をかけまい、自分のことは自
分でしようと必死のからだには実は周りが見えていない。自分に向けられる感情の機微を知らず自分という存在
の意味も分かろうとしない。大人になったからだは自分に向けられる他者の思いを第三の立場から見つめること
になります。寄る辺ない境遇故に自分への優しさは同情や責任から与えられるという抵抗があった。からだはか
らだという少女の境遇の外に立つことで、負い目を解かれ他人の他意のない真心に触れられる。幼いからだを想
い続ける網野君の本心にも漸く気付け、その気持に初めて素直になれます。同じことが椒子にも言えます。から
だの気持に触れ、妹を見つめる尋の視線の傍らで兄妹を見つめ、かつて彼が去ったのは自分の所為ではなく尋に
は選択の余地などなかったと知る。だから今一度心を開ける。ひと夏の幻想のいざないは一見あさっての方向を
指すようでその実確かな標を示している。物語の奥には「自分を大切に」そんな願いがある気がします。
- 03話
04話
- あさっての方向。 2
- ¥3,750
某女スパイアクションの録画ついでに見ていたつもりが、後半はこちらが
本命になるほど。
その完成度の高さに感心しました。
正直、絵は好みじゃないし、第一話だけだと、どんな展開になるのか
予測できず、「面白くなるの??」という意地の悪い見方をしてました。
特に最終話はOP、EDも微妙に変え、キビキビとうまくまとめあげてます。
(ちょっと早足だったとも言えますが)
残念だったのはせっかく良くできた「ひと夏の物語」なのに、放送時期が
秋~冬だったこと。
あとアナログ地上波だと完成度の高いオープニングが構図的にちょっと
苦しい(オリジナルは16:9)点。
BSハイビジョン版を見れなかった方はぜひDVDで堪能してください。
05話
06話
- ふんだんに盛り込まれている風景描写やセミの鳴く声が夏っぽさを色濃く出していて
夏のお昼に小説を読んでる様な気分になれる。
雰囲気が伝わってきてとても良いアニメです。
- 07話
08話
09話
2006年 毎週木曜日 TBS系列で放送中