自分が

自分のことを考えても

答えは何一つ

見つからない

そうだ

彼女に聞いてみよう

僕はどういう人間なんだい?

そうだ

熊について考えてみよう

熊の姿を思い浮かべる自分の姿に

自分が浮かび上がる

宇宙をさ迷うよりも

地球を歩きつくすほうが

簡単だ
ときどき

ふとしたときに目が覚める

夢の中にいるような

気だるい感じ

自分の記憶が

バラバラになってしまったような

ゆっくりゆっくり

現実を組み立てていくんだけど

どこかに忘れ物があるんじゃないか

そんな不安に襲われる


春だな

という匂いを感じた

どんな匂いと聞かれても

なんとも答えられないけど

季節には

匂いがある

四季というものがある国独特の感覚なんだろう

国にも匂いがある

別に臭いとかそういうのではなく

匂いを感じることが

何かを知る第一歩なのかもしれない