著者: Jeffrey Zeldman
タイトル: Designing With Web Standards (Voices That Matter)

XHTMLとCSSを使ってのウェブデザインを考える人は必携。

クライアントは、契約内容に含まれていなくても、暗黙的にIE5.0等への対応を求めてくることがほとんど。

IE5.0以前にはボックスモデルに致命的な問題がある。paddingとmarginを内側に計算してしまう。例えば、widthが300px、paddingが10px、marginが10pxとすると、通常のブラウザでは300+10*2+10*2=340pxとなる。しかし、IE5.0で同じレイアウトを得るためには、widthを340pxと指定する必要がある。

この説明だけでも、この本を買う価値がある。

なお、多ブラウザに対応するため、スタイルシートに、
voice-family: "\"}\""; voice-family:inherit;
のハックを適応した場合、スタイルシートで次にくる定義が無視されるみたい。
Operaへの対応の必要がなくても"Be Kind to Opera"ハックを挿入するように!
 (詳しくは、p.284, designing with web standards、を参照のこと)

未読ですが、日本語版も出版されています。

著者: ジェフリー ゼルドマン, Jeffrey Zeldman, 石田 優子, ソシオメディア
タイトル: Designing with Web Standards―XHTML+CSSを中心とした「Web標準」によるデザインの実践