「絶対」がない世界で、私たちができること
世の中には、「○○したら、こうなる!」という情報があふれています。
でも、よくよく考えてみると、「絶対」と言い切れることは、実はあまり多くないと思いませんか?
例えば⋯
「○○すれば、売れる営業マンになれる!」
⇨ その人の性格や環境によって、結果は変わります。
「○○すれば、東大に合格できる!」
⇨ 本人の能力や家庭環境などに大きく左右されます。
▼不妊治療体験ブログ 最初の話
不妊治療の世界でも、同じことが言えるのではないでしょうか。
「○○をしたら妊娠できた!」という話をよく耳にします。
・バランスの取れた食事
・質の良い睡眠
・漢方やサプリメント
・鍼灸やヨガ、瞑想
・整体、骨盤矯正
これらはすべて、妊娠のために「良いこと」ではありますが、「=(イコール)必ず妊娠できる」というわけではありません。
なぜなら、体質、性格、家庭環境、仕事のストレスなど⋯一人ひとり、複雑な要素が絡み合っているからです。
(もちろん、子宮筋腫や橋本病など、不妊に関係する疾患には具体的な治療が必要なケースはあります。)
「絶対」があるのは、数学や物理の世界だけ?
「○○すれば、必ず授かる」
そんな魔法のような方法があったら、どんなにいいでしょうか⋯。
正直なところ、「答え」が必ず決まっているのは、再現性が証明できる数学や物理学の世界だけなのかもしれません。
でも、絶対がないからといって、取り組むことが「無意味なわけではない」と強く思うのです。
つまり「必ず妊娠する」は難しくても、「妊娠率を高めること」はできるのではないかと思っています。
その秘訣は、「意識の力」や「思い込み」ではないでしょうか。
「意識すること」と「思い込み」の力が効果を爆上げしてくれる
医療の現場では、おもしろい現象があります。
成分の入っていない「偽薬」であっても、「これは強力な痛み止めですよ」と言われて飲むと、実際に痛みが和らぐことがあります。
「効く」という思い込みによって、脳から天然の鎮痛物質(エンドルフィン)が分泌されるからです。
また、同じ効果の薬でも、安価なものより高価で有名な薬の方が「早く効く」と感じる傾向にあります。
いわゆるプラシーボ(プラセボ)効果というものです。
つまり「思い込み」は決して嘘などではなく、体が本来持っている機能を十分に発揮させるための「心のスイッチ」のような役割を果たしているといえるのです。
「心のスイッチ」を入れてみませんか?
不妊治療に良いとされる習慣も、これと同じことが言えるのではないでしょうか。
漢方:「私の体のこの部分に効いている」と信じて飲む。
食事や睡眠:「自律神経が整って、ホルモンバランスが良くなり、妊娠しやすい体質になる」と思いながら取り入れる。
この「意識」「思い込み」の有無が、体質改善のスピードを後押ししてくれるのは、私の実体験からしても間違いないと思っています。
次回は、私が実際にどんなことに意識を向けて行動していたのか、そして妊娠できたのかをお話ししたいと思います。
