数年前に祖母が脳梗塞になり、
唯一の話し相手を失った私だったが
最近、デイサービスでの仕事を始めた。

おばあちゃん、私ね
100人のおばあちゃんと
100人のおじいちゃんができたよ。

総勢200名で送る、ほんわかな日常を
忘れないように書き留めていきたいと思う。

まず、1人目は
小説を書くのが趣味のおじいちゃん。

とても小綺麗で、シュッとした
紳士的なおじいちゃんなのだが

時代小説から、サスペンスまで
色々てがけている。

私が1番最初に読ませていただいたのが、
鳥の名前のついたシリーズだ。

そこには、匿名希望を文字った
ハンドルネームが書かれていて、
初見から思わずクスッとしてしまう。

内容に、よくあるCMや時事ネタ
そして勿論、
ジジイネタも(オヤジギャグというやつだ。)含みながら、
淡々と、冴えない男が探偵に転職していく様と
事件の数々が描写されている。

そこにある事件はごくありふれたもので
容易に想像できるものばかりだが、
読み終えてハッとするのは
世間と自分が
こんな事件を当たり前としていることだ。

明日は我が身という
その辺りのリアルさと
あくまで小説としての部分が入り乱れ
思わず最後まで一気に読破してしまう。

この作品に出会えたことに、感謝すらした程
衝撃をうけた作品である。

いつか、お礼にこの原稿を
製本してプレゼントしたいと思う。

現在、4作目が完成したそうだ。