出産STORY④〜分娩室に移動したけど〜 | にこにこママの毎日 by funfun

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2011.7.5 ブログ開始
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のことなどをつらつらと。
(長男)2013.5生まれ(次男)2017.2生まれ
3学年差兄弟です☆



長らく更新していなかった出産レポです




前回まではこちら音譜







前回は、分娩室へ移動したところで終わっていました。







分娩室へ移動はしましたが、
すぐ分娩台にのぼれるわけではなく
助産師さんがこう指示してきました。



『分娩台の下でこうやって座って!』

*こうやって  とは→
ヤンキー座り 大股開きヴァージョン。
あるいは
しこふみ座り 大股開きヴァージョン。



要は、大股開いたまま腰を落とし、その状態でいきめ。
とのこと。




予想もしていなかった指示に軽くパニック!!
とりあえずやってみましたが地獄…
しかも私がいきむ間、助産師2人は別の仕事していました。



2人が何かふつーに会話している背中を見ながら、ひとり、ふぅーっふぅーっと数回いきんだけど、出てくる気配なし。



あの時の不安感、ぽつん感、忘れない、忘れないとも。



やっとやっと、分娩台に乗ってよし!となったけど、ここでも異例のいきみ指導。



普通(ここまでくると何が普通かわからないけど。。)
右足は右の台左足は左の台 に乗せますよね。


でも私は、
右に横向きに寝て、左足を右の台に乗せました。
乗せましたっていうか、そう指示されました(^▽^;)
横向きに寝たまま股を開いていきみました。
横向きだと赤ちゃんが下がって来やすいの?そんなの聞いたことないけどな…。


とにかく、
それで数回いきみましたが出てこず。



もう、このふたつのいきみ方にパニックになってて、何が何だか…。


出産直前まで行ってたマタニティビクスでもこんなこと言ってなかったよぅ…。
って、パニック。
でもこれは、出産には何通りものストーリーがあるということですよね。



やっと仰向けになることを許され、ここで夫が分娩室に入ってきました。



痛みに悶える私の横に立ちましたが、あの時は近くに人がいることがとにかく嫌で。



出てってぇぇぇ!!!
って叫んだかどうかは謎ですが、
そういうジェスチャーして夫を追い返しちゃった(笑)
夫、あえなく陣痛室へ後戻り(笑)




陣痛は、私の場合、途中からとにかくずっとずっと痛かった。
一分間隔とか、そんな感じではなかったです。

きっとNST上では波が数値として出てきているのでしょうが、本人はずっとずっと痛かった記憶しかありません。



それから、私の陣痛初期
(←死ぬ程痛かったけど後から思えば初期です(笑))
から私を悩ませた、尿意ないのに尿が溜まってるからトイレへ何度も行かされた件ですが、分娩室でもこの尿にやられました!



分娩室では、導尿されました
全く尿意ないのにね…。

カテーテルを使ったのだと思うけど、
陣痛のおかげもあり?カテーテル通すのは多少痛い、くらいでした。




そんなこんなで、カテーテル付けたままいきんでいましたが、
いきんでも、いきんでも、いきんでも下がってこない赤ちゃん。



痛いことに疲れて、
痛みをガマンすることに疲れて、
パニックなことに疲れて、
いつ終わるかわからない陣痛に
もうやだ、もうやだとなっちゃって。



助産師さんの
『赤ちゃん下がってこないね。』の言葉を聞いたとき、思わず、




『ひぇぇぇ…
まられすかぁぁぁ?』
。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。
(えぇぇぇ…まだですかぁぁぁ?)
と、泣きながら言いました。




それを聞いた助産師さんから


『なに言ってるの!!

赤ちゃんもがんばってるの!!

お母さんが苦しがってたら、赤ちゃんは、自分のせいでお母さんが苦しいと思って出てこれないの!!

赤ちゃんに、お母さんは大丈夫だよ、出ておいでって言ってあげなさい!』


と、厳しく叱られてしまい
でも今思えばなんて愛のある言葉。。



それを聞いて私はハッとしました。

そして、



『赤ちゃぁぁぁん!!

ママ、大丈夫だよぉ!!

ママ大丈夫だから、出ておいでぇ!

ママ大丈夫だから、出ておいでぇ!』


って、何度も叫びました。



隣の陣痛室には夫と母。
もうひとつの陣痛室には私より先に出産し休息されている方と恐らくその方のご家族。
確実に丸聞こえです。
でも恥ずかしさとかそんなもの、ちっとも感じなくて、とにかく赤ちゃんに大丈夫だよって伝えたくて。
ママが苦しがってるから出てこれないのなら、その心配ないんだよって伝えたくて。



泣きながら何度も叫びました。




夫にあとから聞いたら、
分娩室から聞こえる私の声に、母も肩を震わして泣いていたそう。


夫も、ここが1番の泣きスポットだったそうです(笑)



よく、経産婦さんなどが
笑っているうちは産まれないよ
とおっしゃいますが、まったくもってその通りでした。


きっと、
恥ずかしいとか、冷静にとか、
そんな理性があるうちは、
赤ちゃんは産まれてこないのかも知れません。そのくらい強い陣痛がなければ産まれないのだと思います。





叫んだりいきんだり、そうしてると突然、手術室側のドアがバーンと開きました。



産院の先生でした。



治療時からお世話になっている先生。
そして妊娠10ヶ月間頼っている先生。


その先生が分娩室に入ってきました。


先生に後光がさして見えました
←ほんとにっ!


あの時の、変な安堵感、忘れられない。


先生が来たってことは、やっと、産まれるんだよね…
って漠然と思いました。




ですが、ここからもまた、スルンっとは出てきてはくれなくって…。




また長くなったので次回に続きます。



読んでくださって、
ありがとうございます