土田康人のブログ

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今回は事務所の改装のため福井船長に代わりお弟子さん、向井さんがキャプテン!!釣り百景で拝見しました^^


まずは悪石島。実はトカラ列島の地理は無知で福井さん出演の番組で聞いた島の名前しかわからず、どれがどの島なのかも旅の途中で勉強した(笑)


もうとにかく出そう!!迷わずトップ!というか今回もトップしか持ってきていないが・・・気合いが入る!



開始して30分たたずにいきなり水柱が上がるスーパーバイト!!・・・・触らなかった!食え!食えっ!!・・・あれ、追い食いなし!!


その後突然キハダが同船者たちに次々ヒット!ベビーサイズではあるが魚が掛かってることが羨ましい。


自分にも2回バイトで飛び出したがこれまた2回ともルアーに触れなかった、なぜだ!!


あっという間に数時間が過ぎて中之島へ移動、明るかったら少し釣りをするということだったが残念ながら暗くなったのでそのまま入港し、宿泊先へ。


民宿というよりコテージというべきか、ログハウスが雰囲気出てる。




おかみさんの料理はイタリア風、ここって秘境の島の民宿ですよね??(笑)めっちゃオシャレな料理が並ぶ。


2日目、まずは中之島周辺。トカラ遠征釣行、しかしトカラの島から出航し、その島周辺なんで移動時間わずか10分で開始www



これは出るだろ!!というポイントばかり・・・・だが出ない。


沖の瀬のポイントでやってるとき突然自分の舞姫120に真横からマグロの捕食のようなとんでもないスピードで食いかかってきたがこれまたルアーに触れずにそのまま姿を消した。


水が綺麗なんではっきりGTの姿を確認できた、10kgクラスだった。


その後、別ポイントでキハダの群れに遭遇し、またしてもヒット祭り!自分は波に乗れない!!


15㎏と20㎏が上がった、外道で本人たちは満足してないが、未だバイトはあるものの一度もルアーに触ることなく、「魚」の引きを味わっている同船者を羨む自分がいたw


どういう字を書くのかわからないが、「めぜ」という沖の瀬のポイントでやってるとき、同船者のドラグが鳴っていてマジか~~と釣りを続けていたら向井さんが「サメが掛かってます」と。


逆に興奮して竿を置いて動画撮影!!ギャンギャン引いてていったいどんなサイズのサメなんだろとわくわくして観戦。




一回浮いたときサメの影を見てギョッとした、とんでもないサイズだった。


またラインを引き出された後再度浮上したとき、サメじゃなくルアーに食いついたGTが胸ヒレから下がない無残な姿で浮いて実は最初はGTが掛かっていたことに皆が驚き、GTに食いついて引きずり回してた犯人が残った頭も食おうと追いかけてきて、その水面から見るとんでもなくデカい影に皆がビビる。




推定3mで船長曰く200㎏超級の初めて見るサイズとのこと。


船上で食いちぎられた無残なGTで記念撮影・・・・ファーストGTだったらしい、食いちぎられて残った半身だけで21㎏あった、文句なしのメモリアルフィッシュを食われるのは・・・・気の毒すぎる・・・・

この日も自分はノーヒットに終わる。


3日目、ある意味今日が最終日、ここで獲らないと4日目の半日で獲るのは確率的に厳しい。


また中之島周辺から!朝から気合いを入れて全力キャスト!




同船者がシンキングで明らかにデカいサイズを掛けたが根ズレブレイク!


数分後に自分の今回大活躍の舞姫120にもドッカーン!とスーパーバイト!!・・・・しかしまたしてもルアーに触らない!


よくあることだが、バイトとジャークのタイミングが合ってルアーに触らず飛び出すバイトだが、3回とも全てこのパターンは運が悪すぎる、しかもいずれも追い食いがない。


それに2年前の9バイトもヒラマサのようなチェイスなしに何の前触れもなくドカーンと出るからびっくり合わせで抜けることも多い、でも触ってなければすぐ2度、3度と追い食いすること多かったが、今回の釣行は本当1回出たら2度と出てこない。


どんどん時間が過ぎていく・・・・とにかく焦る。


口之島に着いて昼食中、岸際に投げてた広島の方を見て「その辺カスミちゃんおりそうですよね」と声掛けて間もなく、本当にカスミアジがトップで掛かり羨む、外道でもなんだかんだで魚釣れてるもん。




臥蛇島、初めて聞く名前だがとんでもない地形。巨大な尖った柱のような岩が海面から突き出している。豆南諸島の須美寿島やソウフ岩みたい。




島と柱の間は超シャロ―の水道、いかにもカスミが釣れそうだと思ってたら同船者がカスミちゃんゲット。


もう一人はギンガメちゃんを掛けたがバラす。この人は外道だがダントツで掛けている、しかもトランペットばかりで!今度買おう。


時間がなくなり大島方面へ大移動、悪石もやろうとしたが風と波が逆なので見切りをつけて、小宝島を過ぎて宝島へ。


どこもそうだったがここでもベイトはウヨウヨでキャストするたびに着水点でベイトがルアーに驚いて飛び出す。


雰囲気抜群!・・・・とここでまたトランペットでキハダがwwもう絶対買いますわw


キハダだらけなのか?と思いきやもう一人よく掛ける同船者がまたヒット!走り方がGTっぽい、上がってくると9㎏の小型だったが今回初のGTの完全体が顔を見せてくれて皆で喜び合う。


3日目もノーヒットだった・・・・ボウズを覚悟する。


大島の奈瀬に戻り、この日はビジネスホテルに宿泊、居酒屋で大反省会!福井船長も参加。




翌朝、福井船長が操船!!舵を取る雄姿の写真を撮ろうか迷ったが迷惑かなと思い諦める。


奄美をぐるっと回り、各瀬を攻めていくが、いかにも出そうな雰囲気に反して一向に出ない。


途中、ずっと使い続けた舞姫120をベンチに戻ってもらい、願掛けで2年前に最後の流しで奇跡的に掛けた思い出のγ120ブルーに選手交代する、もうこうやって神に頼るしかない。

沖に出て、本土で大雨が降るのが見えていたがその雨雲が船の浮かぶ沖に迫ってきて前触れなく土砂降りになる、皆がカッパを着にキャビンに戻るが、自分は既に濡れた状態で着ても意味ないし時間がもったいないので構わず投げ続ける。


しかし本当に出ない・・・・


最後のポイント、2年前に最後のポイントになった場所だ、ここで自分も含めてトリプルヒットしたので期待大で最後まで丁寧にアクションをする。


でも潮が全然動いてなかった、2年前は白波を立てる潮目になってたんだが・・・・・


そして無念のタイムアップ、「釣れなかった~~~」と悔しがっていたところで、今回の釣行で唯一ノーヒットの自分に福井船長が「土田さんもごめんね~」と謝ってくれた、とんでもないです!本当。


今回の釣行の結果は、

バイト・・・6回(内2回はキハダ)

フッキング・・・0回

キャッチ・・・0回



帰港しても皆に向けて「今回の釣りで自分がダメだったなんて思わないでね、俺らがダメだったんだから。みんなちゃんと上手くできてたから。本当状況が過去最悪だったからね・・・・」と言ってくれて、心遣いが嬉しかった。


終了した瞬間の数秒間は悔しかったが、すぐに「正直あれだけ全力で、1分も休まずに釣りたい一心で、常に次で出るかも知れないと緊張しながら丸3日間も投げ続けたことなんかなかった。あれだけやっても出なかったんだから仕方ないじゃん、俺は全部出しきった上での結果だから後悔はないな。」と心が晴れ晴れとしていた矢先での暖かい言葉に感動した。


こんなこと言ってくれる船長いないよ、船全体がボウズだったとき「今回は申し訳ない」くらいは言う船長は多いけど、中には「え~、それでは終了します、お疲れさまでした」の一言だけだったりするし。


事務所へ戻って富山・茨城組が帰っていた後福井船長から前々から色々と聞いてみたかった番組のシーンの詳細の話を沢山聴かせて頂いた。


自分は特に夢の楽園紀行のトンガ釣行の映像と最近の釣り百景のトカラ釣行が好きで沢山質問して沢山答えて下さった。


そして話も一段落したところで、自分たちの後のお客さんを迎えに行ってた車から児島玲子さん似の美女が降りてきて、「あの人コジレイさんにすげー似すぎ」と思いながら見てて3秒後、本人と気付いて大興奮!!興奮しすぎて、まるで所さん本人からダーツの旅で声を掛けられた町人の若者のように「え~~~っ!!!マジで!!?」と大はしゃぎ!!周りのお客さんや広島の同船者は至って冷静、なんで???児島玲子さんだよ!!?


俺とおそろいのダイワロッドケースを開けてロッドを準備する玲子さんの背後に変質者のようにそっと忍び寄り、恐る恐る「すみません」と声を掛けて「はい」と振り向いた瞬間頭が真っ白になって「あの、え~~っと・・・なんだっけ・・・・え~~と、すみませんが・・・つ、ツーショット写真を撮らせて頂けませんか・・・?」と、しどろもどろに交渉。


「いいですよ」と快く答えてくれた瞬間魔人ブウのように頭から蒸気がポーーーッと出て、舞い上がって声が裏返りまくり、っていうか、本物は映像や写真で見るよりも更に美人で冷静さを完全に失ってしまった。




写真を撮ってもらった後、「今からですか?」と聞かれて「あ・・・いえ、さっき帰ってきました」と答えて、「釣れましたか?」と聞かれて「ボウズでした」と答えた時、同船者から「そこは嘘つかんと」とわざと聞こえる声でフォローが入ったのですかさず「70㎏級筆頭に5本上げました」とバレバレの嘘をついて笑ってくれた、「ありがとうございました」とその場を離れて玄関前に戻ってからも次のメンバーと談笑してる玲子さんに見とれてた、めっちゃ綺麗・・・・


玲子さんたちは今日は出船せず、宿泊先へ向けて出て行き、再び3人で談笑を続け、あっという間に飛行機の時間になった。


空港で再度2人の船長と硬い握手を交わしてエスカレーターへ。最後の最後まで手を振って声を掛けて下さった、本当にありがとうございました・・・!!


飛行機が15分遅れで離陸し、20時5分に福岡空港着、一気に現実世界へ引き戻された・・・・奄美に戻りたい・・・・・


今回大きく考えが変わったところがある。


まず一つは、GTフィッシングをナメ過ぎていたこと。「自分は遠征釣りでボウズ経験が少ないからなんだかんだで今回も1回はどこかで掛けるだろう」という気持ちが心の底にあった。これは2年前の初挑戦で開始直後に掛けて獲り、その後もバイトの連続を経験したのが大きい。GTはわりかしヒットさせやすい魚だと思っていた、ウッキー船長から「今回みんなは全員安打で運がいい、中には3年・5年通って初めて1本手にしたお客さんだっている」っていう話を聞いていた上でだ。

しかしヒットさせるどころかバイトを誘うことすら難しいこともあるということを経験できたことで、今後に向けて気が引き締まった。

今回常に焦りを感じて、次は出る、次は出る!!とずっと信じつづけて集中力を一度も欠かさず投げた、今まではすぐに集中力が切れて緊張感なしに惰性で投げている部分があった、アクションもそれに比例して雑さが目立っていた。


もう一つは、これまでGTフィッシングは絶対にトップ以外投げないというこだわりを捨てること。

そりゃ、やっぱしGTと言えばトップだけど、やはりすべてのポイントがトップが通用するとは言えない、それにトップにこだわっていると数が釣れない、数が釣れないと経験値が増えない、いざ突然大物を掛けても対処できずに終わってしまう。まず自分が行うべきはファイトを経験すること、そのためには手段を選んでいてはいけない。

十分に経験を重ねた後に気が済むまでトップ投げてればいいじゃないの、と。現実そんなに沢山釣行できないけどね・・・



正直ビッグディッパーは一生に一度の思い出作りで乗ったのだが、これからも何度もお世話になりたくなった。釣行スケジュールと仕事の休みの問題とか、経済的な問題で正直厳しいが、もっとライトなスケジュールやチャーターという手段もあるというアドバイスもくれたんでなんとか実現できるかも知れない、実際もう既に頭の中は次の乗船で一杯になっている。来年乗りたい!しかも1年も待てない、早く乗りたい!!


もうこの衝動は止められないでしょう、その内問い合わせしてると思いますよ(笑)


福井船長・向井船長のお二人、女将さん、本当にこの度はお世話になりました!何度遊漁船に乗っても一向に係留作業を覚えられなくてお手伝いすることもできず、フォローの邪魔になる場所に立っていたり、作業の邪魔をしたりと気が利かない部分が多い至らない人間ですが、絶対なんとかして再度お世話になりたい、長いお付き合いがしたいと思っておりますのでまたどうぞ宜しくお願い申し上げます。