2024年8月9日放送:テレビ朝日「マツコ&有吉 かりそめ天国」にコメント出演をさせて頂きました。
このお盆の時期は「供養」「終活」親族などが集まる機会も多いため「相続」などが注目されやすいのですが、宗教者に対しての「お布施」「心付け」についても話題に出やすい時期となります。
お盆の時期の「お墓参り」の際に寺院墓地や霊園に行く機会も多く、宗教者の方と会う機会があるため「宗教者との付き合い方」や「御礼の金額」などに特に関心が集まります。
誰もが気になる宗教者へのお布施・御礼の金額
番組内でも寺院などの宗教者に対して「お布施・心付け」が気になるとの話があり、この話題になると当然ながら「御礼として準備をする金額」が注目されます。
スーパーやコンビニなどと違い、宗教者へのお布施・御礼は「定価がない」とされており、個々のお気持ちにより金額を準備されます。
しかしこの「お気持ち」があいまいであるため、現代の方は「定額で決めて頂いた方がわかりやすい」と仰る方もいます。
その気持ちは私もよくわかり、この業界に長年関わっていなければ同じことを考えていたと思います。
経験上のお布施・心付けの目安
あくまで経験上にはなりますが職業柄、お葬式や法事の際にお布施の準備を行うご家族にお尋ねをされることが多いため、下記のようにお伝えしていました。
【宗教者1名対応の場合】
- 仏教の葬儀時のお布施金額(通夜葬儀の2日間):約20万円〜30万円
- 神道の通夜祭葬場祭対応時の御礼金額(2日間):約20万円
- キリスト教の告別式の御礼(2日間):約20万円
※宗教者の方は宗旨宗派や宗教者の考えにより「1名対応ではなく2名以上」で対応を行う場合があります。
その際は、御礼の金額も多くなるため注意が必要です。特に「以前よりお付き合いのある宗教者」に対しては事前に確認を行なっておくことが無難です。
また戒名の位が高いお名前(隠号など)は、お金(お布施)を多くお支払いすれば付けて頂ける印象が強いですが、本来はお金のみで付けてもらえるものではありません。
インターネットで宗教者紹介を行う法人が存在
この15年前後の間に「インターネットを通じて宗教者の手配を行う法人」が増えています。
これらの会社は「お布施などの御礼の費用が定額」「特にその後宗教者との深い付き合いを望まない」など、多くの考え方がある多様性の世の中に合わせた存在であるとも言えます。
一方「どの地域の宗教者かまでは選べない」「僧籍の免許はあるが住職の免許はない」「本堂を保有していない」などの寺院もあり、お願いする会社選びにも注意が必要です。
トラブルを防ぐために、これらの会社や寺院紹介に詳しい専門家に相談することもドラブル回避のひとつとなります。