お墓じまいと改葬
お墓じまいという言葉があります。
このお墓じまいという言葉は、一般の方にも認知されているのではないでしょうか?
ご先祖のお墓そのものを「供養する」ことを指しますが、お墓じまいは業界が作り出した言葉であり、本来は「改葬」と呼ばれています。
近年、特に地方から都会へ生活の拠点を移された方が「地元にあるご先祖のお墓」を管理することが困難になり、お墓そのものを供養することが増えております。
年々増えており、現在では「年間10万件以上」とも言われております。
※お墓じまいの費用相場や課題について
お墓は「管理をする人がいなければ返還をしなければならないもの」です。
お墓を使用する権利を買っているということになり、賃貸マンションと似ているかもしれません。
また、管理者がいなくなってしまったお墓は、更地の元の状態で返還しなければならないため、墓石の供養と撤去が必要となり、当然お金が掛かります。
自分は関係がないと思っていた人が、「同じ親族のお墓じまい」の責任を負わされる人も過去にいらっしゃいました。
「お墓じまい」は意外と他人事ではなく、もしかするとご先祖のお墓のことを気にしなければならない日も来るかもしれません。
※お墓の参考書「令和時代のお墓入門」