月光蝶の果てる夜には真実の門が開けられる。満ち満ちる花の香りを全身で触れ、、、指先をあなたの鼻にそっと置いていこう。昇り続ける模様の色は聖色という。光の園は、自由への心臓となる。情のある老人の中に虹楽器が集まっている。腹の中から交響曲がうなりをあげる。手のひらから力をこめた指先から奇跡の輝ける命の水が、濁流となり押し寄せる。優しい悪魔の息吹は人々を眠りへと誘う。軽い金属の切れ味は、人の憎しみを切り裂いてしまう。歌う残月は甘皮を舐める。涙を流すカバの胃袋は逆立ちをする男Aを魅惑するように。「あなたは何を考えているの?」「何も考えいない。私はせかいの一部であり、世界そのものである。他者は鏡である。他者を通して、私は私を知ることができるのだ。高い壁しかなかった時、私は登ろうし、深い水しかなかったとき、私は泳ごうとし、だから、鏡なのだろう?ルイスキャロル?」「あなたは何も知らない。人の感情というものを」「あなたは喜び苦しむ。その波を全て光に変えてしまおうと思わないのかい?」幻影の列車たちの汽笛が聞こえる。さざめく闇のレールを跳ね回る。「死んだ?そう。この人は僕の父親だった人です」キャロル!キャロル!キング!あなたは何も持っていなかった!その悲しみのアコーディオンは遥か昔に壊れていたのだね。もう美しい音色は聞こえない。ただの不快音が鳴り響く!父よ!あなたはもう父であることをやめたのだ!だから、僕は何も感じない。ただの肉だろう。本当の父親は、ずっとここにいた。太陽人ムラルラディカ。あなたこそ、我らの父親であり、畏敬を彷彿とさせる偶像なのだ!すなわちアイドルである。