ここ最近、本屋を見て歩くと、男性向けのファッション&ライフスタイル誌が花盛りだ。さらに気づくのは、レオン等の中高年向けファッション誌主体の数年前と比較し、昨今増えてきた男性向けライフスタイル誌は、対象とするターゲットセグメントが以前の30代~50代中心から、10代~20代中心に移ったこと、そして特に目立つのはメジャーな女性誌の男性版の発刊である。

誌面を見ると、レオンやUOMOのようなダンディズムを感じさせるトーンは全くなく、女性誌がそのまま男性誌に替わっただけ!?という誌面に一番驚く。正直、私の世代から見ると男という性としての読みどころが全くない・・・・・

この一端を見るにつけ、男性の存在自体の両性化??(ユニセックス化)が一層進んでいるということに改めて気づかされる。

草食男子・肉食女子・・・・男女の立場逆転を語る近年のキーワードだが、女性の積極的な婚活に対し、若年男性層の結婚という社会制度への魅力低下も、自由を好み責任やリスクを嫌う若者の世相を反映している。


そもそもダンディズムという言葉の意味は、英国の紳士道が原点であり、紳士と呼ばれるには質実剛健な暮らしぶりや慎みを持ち、洗練された身のこなしや弁舌が出来ることが最低限の必要資質とされていた。

言い換えて、日本民族のダンディズムとして英国の紳士道を代入するとした場合、侍道に当てはめるのが適当かと考えるが、総体的に考えうるに、本当のダンディズムとは、自分のエゴに対してストイックであること、そして自分より先に人を思いやり、リスクを冒せる気構えがあること。常に己の行動に対して責任がもてること、結果的にそういう心構えが生き方のひとつのスタイルとなる。ということではなかろうか?


最近、そういう軽薄で、自分勝手で全てにおいてリスクをとりたがらない現代社会に辟易している自分がいる。

悲しい現実である。