明る過ぎて違和感のあった帰り道の空。

19時少し前。


印象的だったお客様。

外見70代くらいの男性のお客様。

左手の薬指の結婚指輪(多分)が私の指輪のデザインと似ていたのでフと気になった。

暫く話をしていて、何となく右手に目をやると右手の小指に同じデザインの指輪が嵌められていた。

(…?)


(……💡✨)


ここからは私の勝手な想像だが、多分奥様の指輪ではないかと思われる。多分、亡くなられたのかな?…まぁ、あくまで勝手な想像なのだが。

もしそうなら、本当に奥さんの事大好きなのだなぁと思った。


(うちの旦那さん、そうしてくれるかな)


そんな事も思った。


久々の残業、1時間。

足はすっかり疲れているが、体力はだいぶ戻ってきた。やっぱりお盆明けは忙しい職種だ。



帰りの空、もう一枚撮ったから一緒に貼っておこう。


冷房の効いた電車の中、鼻の周り僅かにジンワリ汗が滲む。窓の外は真っ暗で、向かいの座席には高校生。少し離れた所から若いお喋り。ジンジンする足の裏、疲れた首元。(お腹が空いてきた)。車輪の軋む音、キツめのブレーキで体が斜めになる停車。出発の笛、右に流れていくホームの電燈、聞き流したアナウンス。高速ですれ違う電車。ボンヤリする意識…。間もなく到着駅。。


何度も閉じかけて開くドア。

(駆け込み乗車?)


(早く晩御飯、食べたい)