間もなく2011年3月11日から7年が経過しようとしています。
最近読んだ震災をテーマにした作品で、心に強く響いた作品があります。
それは、真山仁さん「そして、星の輝く夜がくる」「海は見えるか」連作です。
真山さんは「ハゲタカシリーズ」などに代表される、社会の巨悪に鋭くメスを切り込み問題提起する作品が有名ですよね。
真山さんご自身が阪神淡路大震災で被災した経験をお持ちとのことで、それが作品のバックボーンになっています。
作品では、主人公の神戸出身で被災地の小学校に赴任した教師を通して、被災地やそこで生きる方の厳しい現実、それでも一歩ずつ前に進んでいく姿が、直面する問題をしっかり示しながらも懸命に生きる皆さんに対して温かな想いを込めて描かれています。
・「こわがりは最強」が自分自身の安全を守ることの未来への教訓。
・大人が思う以上に子供はしなやかで逞しさがあること、そしてその成長を信じて見守り、支え、背中を押すことが大切。
・亡くなった方は生き残った人を責めない。自分を責めずに楽しく生きることを望み、それが何よりの供養。
などなど、私はこの作品から多くのことを感じ、学びました。
一人でも多くの方にぜひ読んで頂けれたらと思います。
作品の舞台は震災直後から2年経過までを描いていますので、現在とは状況に変化があると思います。
改善されている面も多くあると思いますが、まだまだ道半ば、新たな問題にも直面している状況と思います。
時間の経過と共に出来事が風化していく現実がある一方で、未来に教訓として残し、伝えるべき大切なことは決して忘れてはならないと思います。
震災の教訓を自分のこととして捉えながら、秋田にいる自分に何ができるかを考え、1つずつ日常に根ざした行動に移していけたらと思います。
