最後にブログを更新してから、なんと早、一年が経過してしまいました!
ペットの鳥による放火事件があったのは、去年の11月、調度感謝祭の直前の出来事でした。 (「犯人は誰?」をお読み下さい!)
ボヤで済んだとは言え、焼け焦げた床の修理や、家具の調達など、その後片付けは相当大変なものでした。
主人と相談した結果、床は、掃除に手間がかかるカーペットより、長持ちして掃除も簡単なタイルにする事にしました。
という事で、まずはタイル探しから開始。
町中のタイルを扱っているお店を回って、手ごろな素材や色、サービスなどを比べながら選ぶ作業は時間を要しました。
やっとタイルを購入したら、次はタイルを設置してくれる労働者を見つけなければなりません。
ネットや口コミでタイルワーカーを捜し、実際に彼らに家に来てもらって値段やサービスの交渉をします。 このインタビュー作業も約3週間くらいかかりました。
ところが、やっとタイルワーカーを選んで契約に持ち込んだ時点でハプニング。
契約したワーカーに当日、労働をすっぽかされたのです。 後払いだったため、損は免れたもの、また一からやり直し。
しかしながら、この時、張り詰めていた気持ちが一気に萎んでしまい、その後2ヶ月間余り放置する事になってしまいました。
調度その頃、同じ様に、家の改装と床工事をしていたある英会話の生徒さんから頂いた励ましの一言で、幸い、再度決心する事ができました!
アドバイスの言葉:
家の改装って勇気もいるし、とても大変な作業なので不安だったけど、業者さんから 「もう、エイヤっでやっちゃいましょう!」って言われて決心がついたの・・・・・・・・・
そしてその生徒さんは、作業中の写真など色々送ってくれて、家の中でのキャンプ生活をそれなりに楽しんでいる様子も話してくれました。 (all in English!)
彼女の励ましがなかったら、床修理工事はもっと長引いていた事でしょう!
さて工事再開は2月の末。 そして作業の間の超苦痛で不便な生活もなんとか無事に乗り切り、 2週間半で工事は完成しました。
余談ですが、友達の推薦で雇ったこのタイルワーカーは、英語が片言のメキシコ人でした。 私のスペイン語は挨拶程度のレベルしかないので、彼とのコミュニケーションではなんとスマホの翻訳サイトが大活躍! こういう光景はきっと日本では見られないだろうなー・・・・・ と思いました。
火事の直後に調達した家具も3月の中頃に届き、やっと4ヶ月ぶりで我が家に元の平和な生活が戻って来たと、ほっと息をついていた矢先の事です。
ロサンジェルスに住む息子が突然生後7週間の子犬2匹を引き連れて遊びにやって来ました。
"Happy Birthday, mom!! Here are the gifts for ya! You lost your dog last year and I know you've been lonely. But no worries! They will keep good company from now on!!" (お誕生日おめでとう! はい、これプレゼント! 去年愛犬を亡くして、ママはずっと寂しかっただろうからね。 でももう大丈夫! この子犬ちゃん達がママを慰めてくれるからね!)
絶句・・・・・・・ 心の中で即思ったのは、「え~、子犬2匹?? そんな元気今ないよ~、勘弁して!」
でも健気な息子の勢いに押されて、結局そのまま子犬を引き取る事に・・・・・
子犬に 「静 (せい) と 凛 」という名前を付けました。 凛は去年亡くした私の相棒の 「霖」と顔がそっくりだったので漢字を変えて同じ音のリンにしました。
子犬を育てた事のある経験者なら誰でもわかると思いますが、犬は動物だけど、でも犬も家族! 心身の健康管理やら、トイレトレーニングのその大変さはなかなか一筋縄では行かないものです。
私の「苦痛」な日課は誕生日の日から始まりました。 スカイプ英語講師をしているので、私は毎日朝1時半に起きなければなりません。 日本とカリフォルニアの時差が17時間あるためです。 それを更に30分早めて、まず子犬の世話から始まる日課に変貌です!
この新しいルーティンは体力的に相当な負担ではありましたが、子犬の愛らしさに元気付けられて毎日一生懸命世話に励んでいました。
ところが、子犬が来てから一ヶ月たったある日、凛が急に食べなくなりました。 即獣医に連れて行き検査をしてもらったけれど、異常も見つからず原因がわからないまま5日後に凛は天に召されてしまいました。
凛をこんな形で失ったその打撃は言葉にできません。
即、息子に連絡しました。 息子は、 " Hang in there, mommy! I'll come see you tomorrow! " ( 「マミー、明日会いに行くから元気出して!」 ) と励ましてくれました。
ここまではよかったのですが・・・・・・
翌日息子が来た時にまたショックな事が!
なんと今度は生後7週間の子猫を引き連れて来たのです!! それもまた2匹!!!
息子は私を励ますつもりで動物を持って来るのだと思いますが、これには私の気持ちがついて行かれませんでした。 ( 実は息子にとって犬と猫は兄弟同然なのです。 一人っ子で育った彼にとって常に飼い猫と飼い犬が遊び相手でした。 )
せっかく持ってきてくれたけど、私は子猫を触る事もできないでいました。
そのうち夫が帰宅しました。 彼はどんな反応を示すのか?? きっとあきれるに違いない・・・という思いが頭の中をかすめたと思ったら・・・
どうでしょう!!
この2匹の子猫を見るなり、主人の顔はもう綻んでニコニコ顔! 子猫を手に取って顔にスリスリしているではありませんか! 子猫の方も彼の手の中で 「ゴロゴロ、ミャ~」 と甘え声。
そうだった! 私の夫は大の猫好きだったんでした!
という経路でまた私の意志に関わらず、ペットが2匹増える事になったのです。
子猫に 「シン・ 真 」 と 「アッシュ・ Ash 」 と命名。
シンとアッシュは2匹一緒に私の片手に乗るほど小さな子猫でした。 こんな小さな生き物が、毎日沢山食べて、遊んで、一生懸命に元気に生きようとしています。
その姿は、続けて2匹目のリンを亡くしてくじけていた私の心を、思いがけず癒してくれました。
そして再び三匹のペットのワクチン予防接種 (3週間に1度ずつ全部で4回)や、去勢手術などの健康管理の日々が始まりました。
こうしてしばらくは仕事とペットの 「育児」 に追われて毎日があわただしく過ぎて行きました。
そして10月中旬のある晩の事です。
一人で夕食を終えて食器を片付けようとした時です。
イスから立ち上がったと思ったら、次の瞬間、体が宙に浮く感覚がして、私はそのまま硬いタイルの床にたたきつけられていました。
何が起こったか把握できないまま激痛のため、しばらくはその場でうずくまっていました。
激痛は左の足の膝から来ていました。
倒れた時に両手にお皿を持っていたため、体を支える手がなく、直接膝を床に打ち付けてしまった様です。
この転倒の原因はいったい何だったのか?
・・・・・・・犬の静・・・・・でした。
はい、そうです。 またペットによる災害です!
静の犬種は、ブラックラブラドールとジャーマンシェパードの混血です。この時8ヶ月になっていた静のその体は、27キロの力持ちに成長していました。
どうやら、テーブルを立ち上がった時に、私の足元で寝ていた静がいきなり飛び上がった様です。
結果的にその力で、私の体を宙に突き飛ばした形になってしまいました。
この事故の連絡を受けて、急いで帰宅した主人が心配そうに、うずくまっている私の顔をのぞきこむと、ぎょっとして尋ねました。
"What happened to your face??" (その顔、どうしたんだ?)
" My face? It's not my face. It's my left knee..." (顔? 顔じゃなくて左の膝よ・・)
" But your face is all bloody!" (でも君の顔は血だらけだよ。)
手に持っていたお皿が砕けて、その破片が顔に当たったらしい事に気付きました。 幸いただのかすり傷で済みましたが。
応急処置病院に着くと、直ぐに車イスでレントゲン室につれて行かれました。 しばらくしてから医師が現れ、こう切り出しました。
" I got good news and bad news. Which one do you want to hear first?" (いいニュースと悪いニュースがあるんだけど、どっち先に聞きたい?)、 とニコニコ顔で聞きました。 (なんで笑ってるんだ?)
"Bad news." (悪い方。)
"Good! Well, you got a fracture across your left kneecap. I see two cracks parallel to each other. They should hurt a lot and will take at least 8-10 weeks to heal." (よろしい。 ええと、まず君の左膝に平行に2本亀裂が入っているよ。 かなり痛いはずだし、治るまで少なくとも8週間から10週間はかかる。)
".........what's the good news?" (じゃあいいニュースとは何でしょう?)
" Everything else is intact and hasn't moved. That means you don't need to have any surgery done. You are very lucky! " (ひびの他は損傷がなく、何もずれてない、ってことは、別に手術の必要はないよ。 君は本当にラッキーな人だな。 )
火事の時もそうだったけれど、アメリカ人というのは、こういう深刻な状況でも冗談まじりな話し方をするのが得意だな・・・と思いました。 ま、それがアメリカ人、アメリカ文化のいい所なのかもしれません。
現在、怪我の日から7週間ちょっと過ぎましたが、まだ左膝は60,70度の角度にしか曲げられない状態です。 リハビリが必要ですが、残念ながら11月の末でオバマケア国民保険を打ち切りにしたため、また専門医を探さなければなりません。
アメリカの健康保険は色々複雑で、その話はまた別の機会にしたいと思います。
こういうのを日本では 「厄年」 というのでしょうか?
ちなみに英語で 「 厄払い 」 とか 「 お祓い 」の事を " exorcism " と言います。 確か1973年にイギリスから来た 「エクソシスト」 とかいう怖~い映画がありましたよね?
それはともかく、 こういうわけで昨年の11月の火事からの一年間はなんともバタバタした生活を送っておりました。
長々と綴ってみましたが、ご拝読ありがとうございました!!
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床工事中
工事完成後
静と凛 生後7週間
静
凛
アッシュ
シン
ヨダ
おまけ 筆者と静









