受注案件でのalt属性の記述は極力控えるようにしている。

altとは、HTMLのimg要素に付与する属性のことで、Webページなどに画像を配置する際、「何らかの理由エラーで画像が表示されない」、もしくは「画像を見ることができない状態」であっても、その画像が何を表示しているかを担保する情報を記載しておくための場所である。
alt属性の値には、その画像が何を表しているか、前後の文脈を考慮しつつ、続けて読んでも差し障りのない程度に、画像についての解説を記載するが、「主観を含む内容であってはいけない」というのが通例となっている。

例えば、「黄色い服を着た女性が一人、噴水の前に立っている画像」。

これにも主観が入ってしまっている。
黄色い服かどうかは、撮影現場の状況によって見え方が変わるため、その場にいなければ分からない情報であるし、女性かどうかも、パッと見は女性に見えても実は男性、もしくはどちらの性でもない場合もあるし、実はこの写真の主役はこの噴水であって、女性は映り込んでしまっただけかもしれないのである。

alt属性の内容は、執筆者撮影者に聞くしかない!